しびれに対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
姿勢の調整やストレッチ、マッサージ、湿布など消炎鎮痛剤の使用、安静にすることなどがあります。
しびれに対して自分でできる、即効性のある対処法としては、姿勢の変更やストレッチ、マッサージ、湿布など消炎鎮痛剤の使用、運動を控えて安静にすることなどが考えられます。
しびれの一般的な原因としては、首や腰での神経の圧迫があります。
代表的な病気に、
- 変形性頚椎症(:首の病気)
- 腰部脊柱管狭窄症(:腰の病気)
など、年齢とともに神経のまわりの構造物が変形し、手や足へ向かう神経が圧迫される病気があります。
また、椎間板ヘルニアといって、背骨と背骨の間のクッションである椎間板が変形して神経を圧迫する病気があり、これは若い方でも起こります。
これらの病気では、圧迫された神経が炎症をおこすことで腫れが強くなり、症状が一時的に強くなります。
炎症を改善させるためには、
- 悪い姿勢をとらないように気をつける
- 首や腰の安静を心掛ける
- 消炎鎮痛剤の使用
など、有効な場合があります。
消炎鎮痛剤には市販の痛み止めや湿布でも効果が期待できるため、使いなれたものがあればそれらを使用しましょう。
また、一般的に神経は冷えとともに症状が悪化する場合があります。腰や首を温めたり、適度なストレッチを行ったりすることで血流がよくなり症状が改善する場合も多くあります。
ただし、首や腰のストレッチの仕方によってはしびれを強く感じる場合もあるため、症状に注意して行いましょう。
低い可能性も含めれば、他にもさまざまな原因でしびれは生じます。なかには、脳卒中やがんの転移など、命に関わる病気によって引き起こされている可能性も否定はできません。
そのため、原因に心当たりがなく急に始まった強いしびれの場合や、運動麻痺などしびれ以外の症状もみられる場合では、医療機関を受診しましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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