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しびれに効く薬はありますか?
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
病気の種類によりますが、ビタミンB12製剤、消炎鎮痛剤、神経障害性疼痛治療薬などが効果があることが多いです。
しびれの原因となる病気の種類は、さまざまです。
病気によって効果のある治療は異なるため、まずは診断をはっきりさせる必要があります。効果の高い薬がある病気もあれば、薬の効果がほとんどない病気もあります。
頻度の高いしびれの原因となる病気に、「手根管症候群」、「腰部脊柱管狭窄症」、「頚椎症」などがあります。それぞれ、手首、腰、首のまわりで神経が直接的に圧迫を受けることで、しびれが生じています。
このため、根本的なしびれの解決には手術が必要となりますが、手術のリスクを考慮した際に必ずしも症状がそれほど強くない方の場合には、薬を用いた治療が行われます。
一般的にしびれに用いられる薬として、以下が挙げられます。
ビタミンB12製剤
末梢神経の回復を早める可能性があります。
消炎鎮痛剤
神経の炎症を抑えます。消炎鎮痛剤には胃腸や腎臓に負担がかかりやすいものもあります。
神経障害性疼痛治療薬
神経由来の痛みを緩和させる効果があります。
神経障害性疼痛治療薬にはいくつかの種類がありますが、眠気やめまい、気持ち悪さなどの副作用を引き起こすものもあります。
上記のような副作用に注意が必要です。特に高齢の方や腎機能が悪い方は、医師の処方量を守るように気をつけましょう。
(参考文献)
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