甲状腺眼症ではどのような症状がありますか?
目や目の周囲の痛み、腫れ、まぶたの吊り上がりなどさまざまな症状が現れます。
甲状腺眼症は目やその周囲の痛みや腫れ、視力低下などの症状を引き起こします。
症状は徐々に進行し、初期には目の違和感や腫れがみられ、進行すると視力低下や視野欠損(視野の一部が見えなくなる)が現れることがあります。
その他にもさまざまな症状が現れる可能性があります。具体的には以下のような症状が挙げられます。
- 涙が出やすくなる
- 眩しく感じやすくなる
- まぶたの吊り上がりや腫れ
- 結膜の充血やむくみ
- 涙丘(目頭)の赤みや腫れ
- 眼球が前に突き出される
- 目が上手く閉じられない
- 眼球が動かしにくい
- 斜視
- 物が二重に見える
- 色覚異常
- 角膜に傷ができる
甲状腺眼症は通常、バセドウ病や橋本病などの甲状腺の病気が原因となってこれらの症状が現れますが、甲状腺機能の異常が生じる前に目の症状が現れることもあります。
そのため、甲状腺の病気の有無にかかわらず、これらの症状が現れた場合は眼科を受診するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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