かかとが痛む
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/28
「かかとが痛む」がどの病気に関連するかAIでチェックする
かかとが痛むという症状について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「かかとが痛む」はどんな症状ですか?
かかとが痛むとは
「かかとが痛む」に関連する主の病気には、乾癬性関節炎などがあります。
「かかとが痛む」に関連する症状はありますか?
「かかとが痛む」のQ&A
- A.
繰り返す運動刺激や急性外傷、神経の圧迫や炎症などいくつかの原因があります。病気で最も多いのは足底腱膜炎です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとの痛みの生じ方には、原因によっていくつかの種類があります。
痛みの生じ方や、痛みを引き起こす原因となる病気は、以下の通りです。繰り返す運動刺激による傷害
長い距離を歩いたり、長い時間にわたって運動を行ったりすることで、意識せずしてかかとには大きな力がかかり続けます。このかかとに継続してかかる力によって病気が生じます。
足底腱膜炎
足の裏でかかとと指をつなぐ腱膜である「足底腱膜」が傷つくことで痛みを感じます。かかとの痛みの原因で最も多い病気です。
アキレス腱付着部症
アキレス腱のうち、かかとにつながる部分が傷つくことで痛みを感じます。重度になると、アキレス腱が断裂してしまうこともあります。
踵骨疲労骨折
長期間にわたってかかとへの負荷が繰り返されることで、負荷が蓄積して骨折を起こす病気です。長距離ランナーの方などによく見られます。骨粗鬆症が関係する場合もあります。
Sever(シーバー)病
活発に運動する10〜14歳くらいの男の子に起こることの多い病気です。成長段階にあるかかとの骨には脆弱な部分があり、スポーツによる負荷が繰り返されることでこの部分が傷つく病気です。
急性外傷
踵骨骨折
かかとの骨が骨折することは少なくありません。特に高い場所から飛び降りてかかとで着地した際に骨折する場合が多いです。かかとに強い痛みや腫れ、内出血といった症状が起こります。
神経の圧迫
足先へ向かう神経が傷つくことで起こります。痛みとともにしびれがある場合や、かかと以外の部位(足の指や足首など)にも痛みを感じる場合に疑われます。
足根管症候群
足裏の広い範囲で痛みやしびれを感じます。内くるぶし周囲で神経が圧迫されることによって発症する病気です。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症
いずれの病気も、足に向かう神経が腰の近くで圧迫されることによって足の痛みやしびれを感じます。腰痛がある場合や、かかと以外の部位にも痛みやしびれを感じる場合に疑われます。
細菌感染症や関節炎による炎症
かかとの周りが腫れや赤み、熱を持っている場合には、細菌感染症やリウマチのような関節炎の可能性を考えます。
細菌感染症
足は細かい傷がつきやすく、また心臓から離れていて血の流れが悪いことから、細菌感染症にかかりやすい部位です。糖尿病がある方は特に注意が必要です。治療には抗生物質が必要になります。
痛風
痛風では足の指の付け根に急な痛みが生じることが多いですが、かかとに関節炎が起こる場合もあります。尿酸値が高い方で、水分が不足すると起こりやすいです。
関節炎
かかとに限らず他の関節も痛くなる場合、リウマチや脊椎関節炎の可能性があります。いずれも血液検査などを実施して診断を行います。
- A.
関節に炎症を起こす病気の中には内臓にも影響が出るものがあります。また、心臓病や腎臓病のために足がむくんだ時にかかとの痛みを感じることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る全身の関節に炎症を起こす病気が原因でかかとの痛みが起こる場合があります。代表的な病気としては関節リウマチや痛風があり、いずれも内臓の不調につながることがあります。
関節リウマチ
関節リウマチは様々な関節に炎症を起こし、腫れや痛みを生じます。かかとに症状が出ることもあります。
また、内臓や血管にも炎症を起こすことがあり、肺や心臓、胃腸や腎臓にも不調を生じる場合があります。
特に肺の炎症による間質性肺炎は、関節リウマチと合併することが比較的多いとされます。初期には症状がほとんど無くても、だんだん息切れを起こしやすくなる場合があります。痛風
痛風は、体の中で尿酸が結晶となって炎症を起こすことで、腫れや痛みを引き起こす病気です。かかとに症状が出る場合もあります。
尿酸の結晶は血管を傷つけ、腎臓や心臓、脳の血管にも不調をきたす場合があります。特に腎臓の機能低下は比較的生じやすいとされ、注意が必要です。
上記の他にも、足のむくみが強くなった際にかかとに痛みを感じる場合があります。足やかかとは重力の影響を受けやすいため、むくみの影響が出やすい場所と言えます。
特に全身のむくみは、内臓の不調に関わって生じることがあります。全身のむくみの原因としては、心臓や腎臓、肝臓の機能が低下する病気が考えられます。 - A.
呼び方が異なるだけで、どちらも同じ病気を指します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「足底筋膜炎」と「足底腱膜炎」は、呼び方が異なるだけでどちらも同じ病気を指します。
足底腱膜炎とは
かかとから足の指先まで、足の裏をつなぐ膜状の構造を「足底腱膜」と呼びます。この膜が傷つくことでかかとに痛みが生じる病気が足底腱膜炎です。日本足の外科学会では、「足底腱膜炎」という呼称を用いることを表明しています。
ただし、一般的にはまだ「足底筋膜炎」という呼ばれ方をすることも多いです。 - A.
足底腱膜が炎症を起こすことで痛みが生じる病気です。かかとの痛みの原因の中では最も多い病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る足底腱膜炎とは
足の裏には、かかとの骨と足の指をつなぐ厚い膜構造があり、これを「足底腱膜」と言います。足底腱膜炎とは、この足底腱膜が炎症を起こすことで痛みが生じる病気で、「足底筋膜炎」とも呼ばれます。
長時間の立ち仕事やランニングなどで何度も同じ動きを反復することで、かかとへのダメージが蓄積して炎症が起こります。
かかとの痛みの原因の中では最も多い病気です。足底腱膜炎の症状
安静にしていた後、動き始めた際に強い痛みを感じることが多いです。朝起きた後の初めの一歩や、椅子に長時間座っていた後の歩き出しの痛みが強いのが特徴です。
足底腱膜炎については、こちらのQ&Aでも解説をしています。 - A.
かかととは足の裏の最も後ろ側にある部位です。この部位に痛みを感じることを「かかとが痛い」と言います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとは、足の中でも最も後ろにあります。一般的には、土踏まずより後ろの部分を指し、「かかとが痛い」と言う時には、足の裏の痛みを指す場合と、かかとの後ろの痛みを指す場合があります。
かかとには、歩行や着地の際にとても大きな力がかかります。このため、多くの病気では、歩く時やスポーツの際に痛みを感じ、安静にしている時の痛みは弱いことが多く、また、特定の靴を履いている時だけ痛みを感じる場合もあります。
安静にしていても強い痛みを感じる場合には、痛風や細菌感染症といった炎症が関わる病気が原因となっている可能性が考えられ、また、痛みのほかにしびれを感じることもあります。この場合は、神経の病気が原因として疑われます。 - A.
アキレス腱伸ばしなどの足首のストレッチが有効です。肥満や平らな靴の使用にも気をつけましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとの痛みの原因となる病気で最も多いのは足底腱膜炎です。足底腱膜炎は、肥満や扁平足、足首の固い方がなりやすい病気です。そのため、普段から体重増加に気をつけることや、アキレス腱伸ばしなどの足首のストレッチを取り入れることが有効な対策になります。
また、かかとにかかる負荷を減らす上では靴の選択も重要です。特にフラットシューズのような平らな靴は履きすぎないようにしましょう。インソールの使用で、かかとへの負荷を減らすことも期待できます。
上記の対策は、足底腱膜炎に限らず、運動刺激の繰り返しが原因となる多くのかかとの病気の予防につながります。 - A.
整形外科を受診しましょう。「怪我をしてから痛い」「赤みや熱を持っていて痛い」などの症状があれば早めに受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るかかとが痛む場合、整形外科を受診しましょう。受診の目安は以下の通りです。
怪我をしてから痛みが生じた場合
「強めに着地をしてから痛むようになった」「足をひねってから痛むようになった」など、怪我のきっかけがあってから痛みが始まった場合には、骨折や靭帯損傷などの可能性があります。腫れと内出血があればより可能性が高いです。治療しないと怪我が悪化することもあるため、早めに受診しましょう。
痛み以外に赤みなどの症状がある場合
患部が腫れや赤み、熱を持っている場合には、細菌感染が原因となる病気の可能性があります。抗生物質による早めの治療が必要な場合がありますので、放置せずに受診しましょう。特に糖尿病の方は注意が必要です。
その他の場合
上記以外の場合でも、痛みやしびれがだんだんと強まっている場合には、正確な診断や対応のため一度整形外科を受診しましょう。
かかとが痛むという症状はどんな病気に関連しますか?
かかとが痛むという症状について、医師からのよくある質問
- かかとの痛みがありますか?
- これまでに【高尿酸血症】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科