甲状腺炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
甲状腺炎の治療は病型によって異なりますが、主に、イブプロフェンなどの解熱鎮痛剤(NSAIDs)、プレドニゾロンなどのステロイド剤、プロプラノロールなどのβ遮断薬、レボチロキシン(チラーヂンⓇ)などで治療されます。
甲状腺炎の治療に用いられる主な薬は、イブプロフェンなどの解熱鎮痛剤(NSAIDs)、プレドニゾロンなどのステロイド剤、プロプラノロールなどのβ遮断薬、レボチロキシン(チラーヂンⓇ)などがあります。
NSAIDsは亜急性甲状腺炎の痛みに対する第一選択薬ですが、胃部不快感・腹痛、頭痛・眠気、肝機能障害、浮腫などが現れることがあり、重大な副作用として消化性潰瘍、胃腸出血、急性腎障害、劇症肝炎、無菌性髄膜炎、喘息発作、貧血、心筋梗塞、脳血管障害、ショック・アナフィラキシーなどがあります。
ステロイドはNSAIDsが効果不十分な場合に使用され、重大な副作用として感染症の誘発、副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害などがあります。
β遮断薬は甲状腺中毒症の動悸などの症状緩和に使用されますが、発疹、労作時息切れ、頭痛、めまい、食欲不振などがあり、重篤な副作用として徐脈や心不全の悪化があります。
また、気管支喘息のある方には使用できないβ遮断薬があります。レボチロキシンは甲状腺機能低下症に対するホルモン補充療法として使用されます。副作用として、頻脈・不整脈、体重減少、嘔吐・下痢、頭痛、めまい、不眠などの精神症状があります。重篤な副作用に狭心症、肝機能障害、うっ血性心不全、副腎クリーゼなどがあります。
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(参考文献)
Beatriz Martinez Quintero et al. Thyroiditis: Evaluation and Treatment. Am Fam Physician. 2021, 104, 609-617.
.“医療用医薬品 : イブプロフェン”.KEGG MEDICUS.https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00069375,(参照 2026-03-25).
.“医療用医薬品 : プレドニゾロン”.KEGG MEDICUS.https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00048083,(参照 2026-03-25).
.“医療用医薬品 : プロプラノロール塩酸塩”.KEGG MEDICUS.https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00061195,(参照 2026-03-25).
.“医療用医薬品 : チラーヂン”.KEGG MEDICUS.https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00060631,(参照 2026-03-25).
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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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