ポンペ病は指定難病ですか?
ポンペ病は指定難病で、医療費助成の対象です。長期の酵素治療の負担軽減が可能になります。
はい。ポンペ病は日本の指定難病に含まれており、治療費の助成(医療費助成制度)の対象となる病気です。
ポンペ病は、生まれつき「酸性α-グルコシダーゼ」という酵素が不足することで、筋肉や心臓にグリコーゲン(体内に蓄えられる糖)がたまり、筋力低下や心肥大、呼吸障害を引き起こす先天性代謝異常症です。症状が進行すると日常生活に大きな影響が出るため、長期の医療管理が必要な疾患です。
日本では、厚生労働省が定める「指定難病(医療費助成の対象となる難病)」のひとつにポンペ病が含まれています。指定難病として認められている理由は以下の通りです。
- 発症がまれ(希少疾患):患者さん数が非常に少なく、一般的な医療機関では診療経験が限られています。
- 原因が明確(遺伝子変異による酵素の不足):先天的な代謝異常であり、確定診断には酵素活性測定や遺伝子検査が必要です。
- 長期の治療が必要:治療の中心となる「酵素補充療法」は定期的な点滴を継続する必要があり、医療費の負担が大きいことから助成の対象になっています。
- 生活の質に影響する慢性疾患である:呼吸筋や全身の筋力低下が徐々に進行するタイプもあり、長期的な管理が欠かせません。
指定難病の申請が認定されると、自己負担額が大幅に減り、継続的な治療を受けやすくなります。特に乳児型は早期治療が生命予後に直結するため、家族の経済的・医療的支援として非常に重要な制度です。
ポンペ病について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
ポンペ病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
公開日:
最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
