急性気管支炎ではどのような症状がありますか?

急性気管支炎の主な症状は、急性発症で持続する咳です。

解説

急性気管支炎の主な症状は、急性発症で持続するです。咳は多くの場合、1〜3週間続き、を伴うこともありますが、痰の性質(透明、白色、または黄色がかったもの)は特定の原因を示すわけではありません。

以下に代表的な症状を挙げます。

1. 咳

  • 主な症状であり、乾性(痰を伴わない)または湿性(痰を伴う)のどちらの場合もあります。
  • 多くの場合、感染初期には鼻詰まりや喉の痛みなどの上気道症状を伴い、その後、咳が顕著になります。

2. 痰の産生

  • 痰は非特異的で、必ずしも細菌感染を示すものではありません。

3. 息切れや喘鳴

  • 一部の患者さんでは、軽い息切れや喘鳴(気道の狭窄による音)がみられます。

4. 胸部不快感や痛み

  • 激しい咳の持続により、胸部や肋間筋に痛みを感じる場合があります。

5. 軽度の気管支以外の症状

  • 発熱はまれであり、通常38℃未満にとどまります。倦怠感や喉の痛みが伴う場合もあります。

6. その他

  • 鼻水、喉の違和感、声のかすれなど、風邪に似た症状が初期にみられることがあります。

急性気管支炎の症状は通常、自然に改善しますが、咳が3週間以上続く場合や発熱がある場合は、他の病気(肺炎など)を考慮する必要があります。

急性気管支炎について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。

また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。

公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

山形 昂 監修

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急性気管支炎

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関連するQ&A

「急性気管支炎」とはどのような病気ですか?

気管支に起こる急性感染症で、持続する咳が主な症状です。

急性気管支炎の原因は何がありますか?

急性気管支炎の主な原因は、ウイルス感染です。

急性気管支炎には初期症状はありますか?

初期症状には頭痛、のどの痛み、軽い咳、倦怠感、くしゃみ、鼻水などが挙げられます。

急性気管支炎の場合、主にどのような治療をしますか?

急性気管支炎は通常、自然に治癒する病気であるため、特別な治療は必要ありません。

急性気管支炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

まずは内科を受診しましょう。

急性気管支炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

呼吸困難や高熱、血痰がある場合や基礎疾患がある場合には病院を受診しましょう。

急性気管支炎のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

急性気管支炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

咳止めなどの対症療法を行います。

急性気管支炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

症状が改善しない場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。

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