胸膜炎で入院が必要な場合、どのくらいの期間になりますか?
原因や症状の重さによって異なりますが、一般的には1週間から数週間程度です。
胸膜炎で入院が必要となる期間は、原因や症状の重さによって異なりますが、一般的には1週間から数週間程度です。
例えば、初期段階の細菌性胸膜炎で、点滴による抗生物質投与のみで改善した場合には、1週間程度で退院できることがあります。
一方で、膿胸(胸腔内に膿がたまる状態)の場合は、胸腔ドレナージが必要となるため、2週間以上の入院が一般的であり、手術や長期のドレーン管理が必要な場合は、さらに入院が長引くこともあります。
結核性胸膜炎でも、治療開始後に胸水のコントロールが十分に得られており、喀痰からの排菌がないことが確認されれば、比較的早期の退院が可能な場合があります。
その後は、外来での長期治療(6カ月以上)へ移行するのが一般的です。
また、がん性胸膜炎の場合は、胸水のコントロールや症状緩和を目的として入院することがあり、個々の病状によって入院期間は数日から数週間と幅があります。
いずれにしても、患者さんの全身状態や治療の反応をみながら、医師が入院期間を判断します。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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