胸膜炎は目にも症状が現れますか?
胸膜炎そのものが直接目に症状を引き起こすことはありません。
通常、胸膜炎そのものが、直接目に症状を引き起こすことはありません。
胸膜炎は肺を覆う膜である胸膜に炎症が起こる疾患であり、主な症状は胸の痛みや咳、呼吸困難など、呼吸器系に限定されるのが一般的です。
しかし、まれに胸膜炎の原因となる全身性疾患(膠原病やサルコイドーシス、ベーチェット病など)が関与している場合には、目にも症状が現れることがあります。
例えば、ベーチェット病では胸膜炎とともに、ぶどう膜炎(目の炎症)を合併することがあり、目のかすみや充血、痛みが生じることがあります。
また、全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病に伴う胸膜炎でも、目の乾燥感や炎症を伴うことがあります。
そのため、胸膜炎に加えて目の異常がみられる場合は、胸膜だけでなく全身性の病気が背景にある可能性を考え、専門的な評価を受けることが大切です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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