胸膜炎で死亡することはありますか?
重症化した場合や基礎疾患がある場合には命に関わることもあります。
重症化した場合や基礎疾患がある場合には、命に関わることもあります。
例えば、細菌性胸膜炎が膿胸(胸腔内に膿がたまる状態)に進行すると、敗血症を引き起こすことがあり、適切な治療が行われなければ、重篤な状態に陥る可能性があります。
また、がん性胸膜炎は進行がんに伴う症状の一部であり、原疾患の悪化によって、生命予後に影響を及ぼすことがあります。
さらに、結核性胸膜炎でも治療が遅れると、胸膜の癒着や呼吸機能の低下が進行し、全身状態を悪化させることがあります。
特に高齢者や免疫力の低下した方では、合併症により致命的となるケースも否定できません。
したがって、胸膜炎は原因によっては重篤化する可能性があるため、早期診断と適切な治療が重要です。
症状が持続する場合は、速やかに医療機関を受診してください。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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