睡眠不足や夜勤は、肥満と糖尿病に関係しますか?
関係するとされています。生体リズムの乱れは肥満やメタボと関連します。
食事や運動だけでなく、睡眠や働き方も肥満と糖尿病に関わることが知られています。ここではその関係を解説します。
睡眠と肥満・糖尿病の関係
関係するとされています。糖尿病診療ガイドライン2024では、肥満を伴う糖尿病の患者さんでは、睡眠時間が短い、眠りの質が悪い、夜更かしの習慣があるといった体のリズムの乱れ(生体リズム障害)を伴っていることがしばしばあると記載されています。
夜勤やシフト勤務の影響
夜勤で働く人やシフト勤務の人、生活リズムが不規則な人では、肥満症やメタボリックシンドローム(お腹周りに脂肪がたまり、血圧・血糖・脂質のうち複数に異常がある状態)が多いことが注目されています(糖尿病診療ガイドライン2024)。
心の状態との関係
肥満症とうつ病は、お互いに発症しやすくなる関係にあることが指摘されています。そのため診療では、精神科の医師や臨床心理士・公認心理師との連携など、心の面からのサポートを加えることを考慮するとされています。
対策として挙げられていること
体のリズムの乱れは、それ自体を整えることが治療の一部になります。あわせて次のような取り組みが挙げられています。
- 毎日の体重測定など、記録による自己管理(セルフモニタリング)
- スマートフォンやタブレットを使った記録
- ストレス管理や周囲のサポートを含む行動療法(生活習慣を変えるための具体的な取り組み)
うつ病や双極性障害、統合失調症といった精神疾患のある肥満2型糖尿病の患者さんを対象とした研究でも、生活習慣の見直しと心の面からのサポートを組み合わせることで、はっきりとした体重の減少やうつ症状の改善が得られています。生活リズムの悩みがある場合は、医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
日本糖尿病学会 編・著『糖尿病診療ガイドライン2024』南江堂, 2024(第13章 13-2)
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はまさき医院 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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