ストレスが小児喘息(重症)の原因になることはありますか?
出生前や幼少期のストレスは、小児喘息の発症リスクを高めるとされています。
これまでの研究により、母親の妊娠中や子どもの幼少期における心理的なストレスが、小児喘息の発症リスクを高めることが明らかになっています。
多くの研究をまとめた報告では、出生前のストレスや幼少期のストレスが、喘鳴(ぜんめい、ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音)や喘息、湿疹(アトピー性皮膚炎)、アレルギー性鼻炎などの発症に大きな影響を与えることが確認されており、ストレスの量と病気の発症に関係があることも示されています。
このストレスと小児喘息の関連は「よく確立されている」とされていますが、ストレスが喘息を引き起こす具体的な仕組みは、まだ詳しく解明されている途中にあります。
しかし、次のような体の働きが関係していると考えられています。
- 免疫機能の乱れ
- 神経ホルモンや自律神経の働きへの影響
- 体内の酸化ストレス
これらの体のシステムが発達途中に乱れると、喘息になりやすくなったり、肺の発達に影響が出たりする可能性があるとされています。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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