小児喘息(重症)で喘鳴と痰がらみがひどい場合、どうしたら良いですか?
喘鳴に対しては発作止めの吸入薬を使い、痰が多い場合は痰を出すための理学療法を検討します。
喘鳴がひどい場合は、まず短時間作用性β2刺激薬などの発作止めの吸入薬を使い、気管支を広げることが重要です。
痰がらみがひどい場合、特に重症心身障害児の喘息診療においては、分泌物の管理が発作時・長期管理の両方で重要です。
痰(分泌物)が多いことで空気の通り道がさらに狭くなったり、呼吸がしにくくなったりすることがあります。
具体的な痰の管理方法として、以下のような理学療法が挙げられます。
・頻繁な喀痰・鼻汁の吸引
適切に痰や鼻水を吸引すること。
・スクイージング
胸を圧迫して痰を出すのを助ける方法。
・体位ドレナージ
特定の体位をとることで、痰が自然と出やすくなるようにする方法。
これらの方法は、痰の貯留が問題となっている場合に有効である可能性があります。
ただし、これらは専門的な知識を要するため、必ず医師や医療従事者に相談し、適切な指導のもとで行うようにしてください。
また、症状が改善しない場合や、呼吸がさらに苦しくなる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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