赤ちゃんで元気があるのにゼーゼーと音がする場合、小児喘息(重症)ですか?

元気があっても喘鳴が続く場合は注意が必要ですが、必ずしも重症の喘息とは限りません。

解説

赤ちゃんが元気な様子でも「ゼーゼー」と音がする場合、小児喘息の可能性がある一方で、必ずしも重症の喘息と診断されるわけではありません。

乳児期の喘息診断は、成人や年長児に比べてより広義に行われるため、中には真の喘息ではない子どもが含まれている可能性もあります。

このため、乳児期に喘息と診断された場合でも、症状が落ち着けば、より早い段階で治療薬を減らしていく(ステップダウン)ことを考慮することが推奨されます。

特に、重症の喘息と判断される治療(ステップ3以上の治療)を行う場合は、小児の喘息治療に詳しい医師の指導管理のもとで行うことが望ましいとされています。

元気があるからといって安心せず、喘鳴が続く場合は、SpO2(酸素飽和度)などの客観的な指標も確認しながら、医師による診察を受け、適切な診断と治療方針を決めてもらうことが大切です。

公開日

最終更新日

京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

山形 昂 監修

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