小児喘息(重症)を放置するとどうなりますか?
適切に治療しないと、呼吸機能の低下や気管の構造変化を招く恐れがあります。
小児喘息を適切に治療せずに放置すると、気道の構造が変化して、硬くなったり、厚くなったりする「気道リモデリング」という状態を招き、呼吸機能が低下する恐れがあります。
これは、空気の通り道である気管が炎症を繰り返すことで、元の健康な状態に戻りにくくなることを意味します。
長期的な調査では、小児期に喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)があった子どもの中で、成人期まで喘息症状が続いたり、一度症状がなくなっても再発したりする割合が報告されています。
したがって、小児喘息は適切な治療によってコントロールすることが、将来の呼吸機能の維持や症状の寛解を目指す上で非常に重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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