夜驚症が起きたときの対応を教えてください。

無理に起こさず安全確保し、発作後はそっと寝かせるようにしましょう。

解説

夜驚症が起きたときは、無理に起こそうとせず安全確保を最優先します。

発作中、子どもは完全に目覚めておらず混乱状態にあります。目は開いていても、周囲のことは認識できておらず、落ち着かせることは困難です。無理に起こすと、混乱や興奮、さらには暴力的な反応を引き起こす可能性があります。通常は数分で自然に治るため、パニックにならずに落ち着いて対応しましょう。
夜驚症が起きたときの対応を説明する図です
対応のポイントは、以下の通りです。

落ち着いて見守る

大声を出したり強く揺すったりせず、親自身も冷静に対応しましょう。拘束したりすることは避けてください。

怪我を防ぐ

ベッド周囲の家具や尖った物を遠ざけ、転落や衝突を防ぎます。窓やドアを施錠し、階段や危険な場所へのアクセスを遮断しましょう。

発作の様子を記録

動画やメモで発作の時間・持続時間・動作・誘因などを残すと診断に役立ちます。

発作後はそっと寝かせる

数分で落ち着き、再び眠ることが多いです。無理に起こす必要はありません。

環境を整える

暗く静かな部屋で、刺激を避けると発作の再発を抑えやすくなります。

通常、夜驚症は命に関わることは少なく、成長とともに自然に減少します。ただし、危険な行動が頻回にある場合や発作が長時間続く場合は、小児科や睡眠専門医への相談が望ましいです。受診の際には、発作の頻度や発生時刻、持続時間、行動などを日記に記録する、発作の様子を動画に記録しておくなどすると、診断の助けになります。

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公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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