IgA血管炎には初期症状はありますか?
IgA血管炎の初期は紫斑、関節痛、腹痛が多く、腎症状は遅れて出ます。
IgA血管炎の初期症状は「皮膚の紫斑」「関節痛」「腹痛」が中心ですが、症状の出方や順序には個人差があります。
IgA血管炎は、数日から数週間かけて、徐々に典型的な症状が揃ってくる病気です。初期段階では、まだ「IgA血管炎」とは気づきにくい症状から始まることが多いのが特徴です。より特徴的な症状が現れる前に、頭痛、発熱、筋肉痛、疲労感などを数週間にわたって経験する患者さんもいます。
最も多い初期のサインは、皮膚の紫斑(点状出血)です。特に足やお尻に、赤紫色の小さな発疹が左右対称に出てきます。はじめは蕁麻疹や虫刺されのように見えることもありますが、押しても消えない点で区別できます。
また、関節痛や関節の腫れが先に現れることもあります。膝と足首に最もよく現れますが、他の関節にも起こることがあります。「成長痛」や「捻挫」と思われて受診する場合も少なくありません。
さらに、腹痛が初発症状となることもあります。おへその周りや下腹部の痛みが繰り返し出たり、吐き気や嘔吐、下痢、血便を伴うこともあります。腸重積など重い合併症の前触れになることもあるため、注意が必要です。
一方で、腎臓の症状(血尿や蛋白尿)は多くの場合、発症から少し遅れて出現します。そのため、初期には自覚症状がなく、尿検査で初めて見つかることもあります。
お子さんにこれらの症状が見られた場合は、早めに小児科で相談し、尿検査を含めて診断を受けることが大切です。


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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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