IgA血管炎で腹痛が起こるのはなぜですか?
腹痛は腸の血管炎で腸がむくむために起こります。
IgA血管炎の腹痛は、消化管の血管に炎症が起こり、腸がむくむことで生じる症状です。IgA血管炎は、全身の小さな血管に免疫物質(IgA免疫複合体)が沈着して炎症を起こす病気です。
消化管の血管に炎症が起こると、損傷した血管から血液と体液が漏出し、消化管の壁の腫れや炎症を引き起こします。これにより、血流が悪くなり、腸がむくんで、腸管が刺激されます。その結果、腹痛、吐き気、下痢などの症状が現れます。また、小さな血管の損傷により、消化管内での出血が起こり、血便や吐血が起こることがあります。これらの症状は、特に小腸や回盲部で起こりやすいです。
腹痛の程度は軽いこともありますが、まれに重度の炎症により腸閉塞や腸重積症が起こることがあります。腸重積症とは、腸の一部が隣接する部分に滑り込み、閉塞を引き起こす病気です。急激で強い腹痛や嘔吐がみられる場合には、これらの合併症を疑い、緊急対応が必要です。
また、腹痛は紫斑や関節痛より先に出ることもあり、IgA血管炎の初期症状として現れることもあります。症状の程度によっては、ステロイド薬などで炎症を抑える治療が行われます。早めに医師に相談することが大切です。


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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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