IgA血管炎の場合、日常生活で気をつけることはありますか?

安静・ケガ防止・水分管理・尿観察・感染対策が日常の注意点です。

解説

IgA血管炎は、多くの子どもで自然に軽快する病気ですが、以下のような日常生活での注意が必要です。

1. 治療計画と医師のアドバイスに従う

すべての薬は医師の指示通りに服用しましょう。血尿や蛋白尿は腎臓障害のサインであり、症状がなくても定期的に医療機関で尿検査を行うことが推奨されます。新しい症状や悪化した症状があれば、すぐに報告してください。

2.安静にし、十分な休息をとる

強い腹痛関節痛があるときは、無理に運動をせず、家で休むことが大切です。症状が落ち着いている場合は、軽い遊びや散歩などは差し支えありませんが、紫斑が出ている皮膚は血管が炎症で弱くなっているため、打撲や擦り傷で出血しやすくなります。遊具やスポーツをする場合は、必要に応じて保護具を使うと安心です。

3.消化のよい食事や十分な水分摂取を心がける

強い腹痛や嘔吐があるときは、消化に優しい食事を心がけ、脱水に注意します。特別な制限は通常不要ですが、腎障害がある場合は、医師の指示に従って塩分や水分管理を行うことがあります。

4. 感染予防

ステロイドや免疫抑制薬は、感染症のリスクを高める可能性があります。手洗いや人混みの回避など基本的な感染対策を行います。また、医師に相談したうえで、推奨される予防接種を受けてください。

IgA血管炎を抱えながら生活するうえでは、服薬遵守、症状のモニタリングと定期的な通院、食事と水分摂取、感染予防が大切です。

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公開日

最終更新日

宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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