IgA血管炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
紫斑や強い腹痛、血尿があれば早めに小児科・内科を受診しましょう。
次のような症状があり、IgA血管炎が疑われる場合は、早めに小児科(成人では内科)を受診することがすすめられます。
押しても消えない赤紫色の発疹が足やお尻に出てきた場合
IgA血管炎は、皮膚に、わずかに盛り上がった赤紫色の点状出血(紫斑)が現れるのが典型的です。初期には蕁麻疹や虫刺されに似て見えることもありますが、IgA血管炎の紫斑は押しても消えない点が特徴です。この発疹だけでもIgA血管炎の可能性があるため、自己判断せず診察を受けることが重要です。
強い腹痛、血便や黒い便、繰り返す嘔吐がある場合
腸重積症や重度の消化管出血などの重篤な合併症を示している可能性があるため、すぐに受診が必要です。
尿が赤くなる、泡立ちが強い、むくみが出るなどの症状がある場合
腎臓の障害が進んでいる可能性があり、早急な診察が求められます。腎障害は自覚症状が少ないこともあるため、診断後は定期的な尿検査や血圧測定による経過観察が大切です。
その他にも、関節痛や関節の腫れが強く、歩きにくい・動けないといった場合や、男児で精巣の腫れや痛みがみられる場合には、病院での評価が必要です。
まとめると、「押しても消えない紫斑がある」「強い腹痛や血尿がある」「関節が痛くて歩けない」などの場合は受診が必要であり、症状が急に悪化したときは、夜間でも救急外来の受診を検討してください。


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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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