結核性胸膜炎とはなんですか?
結核菌が原因で胸膜に炎症を引き起こす病気です。
結核性胸膜炎とは、結核菌が原因で胸膜に炎症を引き起こす病気です。
結核菌が肺内に感染し、炎症が連続的に胸膜に波及して発症することがあります。
また、肺に明らかな病変がみられない場合でも、血行性またはリンパ行性に胸膜へ結核菌が到達し、発症することもあります。
主な症状は、発熱、咳、呼吸時の胸の痛み、息苦しさなどで、胸膜の炎症により胸水が溜まることで症状が悪化します。
診断には胸水の検査や画像検査、必要に応じて胸膜生検が行われます。治療には通常、6カ月以上にわたる抗結核薬の内服が必要です。
早期に治療を開始することで予後は改善しますが、治療が遅れると胸膜の癒着や肺の可動域制限が残る可能性があるため、早めの受診が重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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