機能性月経困難症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状と機能性月経困難症の関連をAIでチェックする
機能性月経困難症について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
機能性月経困難症と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
お腹の痛みがある
- 症状の程度
- 日常生活に支障が出る程度に痛む
- 症状の出方
- 全く前ぶれもなく、ある瞬間から激しい症状が出現した
吐き気・嘔吐がある
- 症状の程度
- 1日に6回以上吐いている
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
機能性月経困難症とはどんな病気ですか?
「機能性月経困難症」とは、原因となる病気がないのに月経期や月経直前に強い腹痛や腰痛、頭痛などがみられる病気です。「プロスタグランジン」という子宮を収縮させる物質が出すぎてしまうことが原因といわれています。治療には痛み止めや漢方薬のほか、ピルも使われます。月経時の痛みで生活に支障がある場合は婦人科を受診しましょう。
機能性月経困難症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
機能性月経困難症への対処法は?
市販の痛み止めでも改善ない場合は、他の痛み止めや漢方、ピルなどの薬による治療が必要になりますので、産婦人科受診をお勧めします。
機能性月経困難症の専門医がいる近くの病院はありますか?
機能性月経困難症の専門医がいる病院を見る機能性月経困難症のQ&A
- A.
もちろんです。日常生活に支障をきたすような痛みであれば月経困難症であるといえます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経困難症といっても症状の程度や感じる部位は様々です。
一般的には、「月経時に繰り返し生じる下腹部痛や不快な症状によって、日常生活に支障をきたす状態」をもって月経困難症であると診断します。
腰痛が全くない場合でも日常生活に支障をきたすような強い痛みがある場合には月経困難症ということができます。
機能性月経困難症か器質性月経困難症については、婦人科診察をしてみないと正確に判断することは難しいです。
月経困難症がある場合には、子宮や卵巣に問題がないか一度婦人科で確認してみると良いでしょう。 - A.
一般的には機能性月経困難症は年齢とともに改善する傾向があります。
解説一般的には年齢とともに機能性月経困難症は改善することが多く、20歳代後半以降は頻度が低下します。
ホルモンバランスが安定してくることや、妊娠・出産などが影響していると考えられています。
一方で、子宮内膜症や子宮筋腫などの子宮・卵巣の病気が30歳代以降徐々に増えてきます。
そのため、これらの病気が原因で月経時の症状がひどくなる器質性月経困難症の頻度が徐々に増加します。
そのため、機能性月経困難症が増悪したと感じることもあるかと思います。
症状が重くなってくるようであれば早めに婦人科を受診して対応を相談すると良いでしょう。
子宮内膜症に伴う月経困難症の改善や予防には低用量ピルなどのホルモン剤が有効である可能性があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るGeri Hewitt.“Dysmenorrhea and Endometriosis: Diagnosis and Management in Adolescents”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32366763/ ,(参照 2025-05-21).
Hassan Nagy et al.“Dysmenorrhea”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK560834/,(参照 2025-05-21). - A.
感じ方には個人差がありますが、「下腹部の奥のほうがぎゅーっとねじられるような」痛みなどと表現されることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る機能性月経困難症における下腹部痛は、主にプロスタグランジンという物質によって子宮の筋肉が強く収縮することによって生じる痙攣性の痛みとされており、「ぎゅーっとねじられる」ような痛みなどと表現されることがあります。
下腹部だけではなく、腰や大腿部にかけて痛みが広がることもあります。症状が強い場合には冷や汗をかくほどの強い痛みとなることもあります。
また、下腹部を中心とした痛みだけでなく、気分不快、吐き気、頭痛などの症状を認めることもあります。 - A.
機能性月経困難症は特に思春期などの若年女性においてみられやすいとされています。
解説月経困難症は、明らかな原因がない機能性月経困難症と原因となる子宮・卵巣の病気がある器質性月経困難症に分けられます。
このうち、機能性月経困難症は10代から20代にかけての若年女性によくみられることが知られています。
日本の女子中学生の約半数において中等度以上の月経困難症を認めたという報告もあります。
一方で、器質性月経困難症は子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮や卵巣の病気になりやすい30代から40代にかけて多くなる傾向があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHassan Nagy et al.“Dysmenorrhea”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK560834/,(参照 2025-05-21).
Mie Kazama et al.“Prevalence of dysmenorrhea and its correlating lifestyle factors in Japanese female junior high school students”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26027596/,(参照 2025-05-21). - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る月経時期に以下のような症状が強く見られる場合には、機能性月経困難症の可能性があります。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、無料で機能性月経困難症かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
- A.
初期にみられやすい症状は特にありません。
解説機能性月経困難症に、特定の初期症状はありません。
なお、機能性月経困難症で最もよく見られる症状は、月経開始前後からの下腹部痛です。この痛みは、子宮を収縮させる働きがあるプロスタグランジンという物質が、子宮内で多く産生されることによって引き起こされることがあります。
「機能性」月経困難症の方は、このプロスタグランジンの量が多い可能性があります。プロスタグランジンは子宮の収縮のみならず、頭痛や気分不快などの原因になるともいわれています。このため、頭痛、吐き気、情緒不安定などの症状が伴うことがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHassan Nagy.“Dysmenorrhea”.StatPearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK560834/,(参照 2024-01-31).
日本産科婦人科学会.“産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2020”..https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2020.pdf,(参照 2024-01-31). - A.
下腹部痛、腰痛、お腹の張り、吐き気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振などがみられます。
解説機能性月経困難症では主に以下のような症状が見られます。
月経の初日〜2日目の出血が多い時に症状が強いとされており、通常72時間以内に症状は軽快します。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHassan Nagy.“Dysmenorrhea”.StatPearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK560834/,(参照 2024-01-31).
日本産科婦人科学会.“産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2020”..https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2020.pdf,(参照 2024-01-31). - A.
子宮を収縮させる物質(プロスタグランジン)の量や子宮の形、大きさなどが影響していると考えられています。
解説明らかな原因がないとされる「機能性」月経困難症ですが、以下のようなことが影響して強い症状が起こると考えられています。
プロスタグランジン
子宮を収縮させる働きがあるプロスタグランジンという物質が、子宮内で多く産生されることで子宮の収縮に伴う下腹部の痛みが強くなります。「機能性」月経困難症の方は、このプロスタグランジンの量が多い可能性があります。プロスタグランジンは子宮の収縮のみならず、頭痛や気分不快などの原因になるともいわれています。
子宮の形、大きさ
月経血は子宮の出口(頸管)を通って腟内へと流出しますが、この子宮頸管が長かったり、子宮頸管の内腔や出口が狭いと月経血がうまく流れることができずに強い痛みの原因となります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るHassan Nagy.“Dysmenorrhea”.StatPearls.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK560834/,(参照 2024-01-31).
日本産科婦人科学会.“産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2020”..https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2020.pdf,(参照 2024-01-31).
機能性月経困難症について、医師からのよくある質問
- 普段から生理痛が強いと感じますか?
- 骨盤の痛みはありますか?
- お腹の下の方が痛みますか?
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 疲れやすさを感じていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 産婦人科
- 産科
- 婦人科