難治性疼痛にはどのような種類がありますか?
侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛、混合性疼痛などに分類されます。
難治性疼痛は、その発生機序によって、いくつかの種類に分類されます。
- 侵害受容性疼痛: 組織の損傷や炎症によって、痛みを感知する受容器(侵害受容器)が刺激されて生じる痛みです。関節炎、腰痛、癌性疼痛などがこれに当たります。ズキズキ、ジンジン、うずくような痛みと表現されることが多いです。
- 神経障害性疼痛: 神経自体が損傷したり、機能異常を起こしたりすることで生じる痛みです。帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、脊髄損傷後の痛みなどが含まれます。ビリビリ、ジンジン、焼けるような痛み、電気が走るような痛みと表現されることが多いです。
- 心因性疼痛: 身体的な損傷や神経の異常だけでは説明できない、心理的・社会的要因が強く関与している痛みです。うつ病や不安障害が背景にある場合もあります。
- 混合性疼痛: 上記の複数の種類の痛みが混在している状態です。多くの慢性疼痛患者さんがこのタイプに該当すると考えられています。
これらの分類は、適切な診断と治療法を選択するために重要です。
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(参考文献)
Treede, Rolf-Detlef et al. Chronic pain as a symptom or a disease: the IASP Classification of Chronic Pain for the International Classification of Diseases (ICD-11). Pain. 2019, 160, 19-27.
Finnerup NB, et al.. Pharmacotherapy for neuropathic pain in adults: a systematic review and meta-analysis. Lancet Neurol. 2015, 14, 162–173.
Royal College of Physicians (RCP).Chronic pain (primary and secondary) in over 16s: assessment of all chronic pain and management of chronic primary pain.NICE,https://www.nice.org.uk/guidance/ng193(参照 2025-11-05)
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まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
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