難治性疼痛の集学的治療とはなんですか?
薬物、神経ブロック、リハビリ、心理療法などを組み合わせ、多角的に痛みを治療することです。
難治性疼痛の「集学的治療」とは、単一の治療法に頼るのではなく、複数の異なる専門分野の治療法を組み合わせて、多角的に痛みにアプローチする治療戦略のことです。難治性疼痛は、身体的、神経学的、心理的、社会的な要因が複雑に絡み合って生じるため、ひとつの治療法だけでは十分な効果が得られないことが多いからです。
集学的治療の主な要素は、以下のとおりです。
- 薬物療法: 痛みの種類に応じた鎮痛剤、神経障害性疼痛治療薬、抗うつ薬など
- 神経ブロック療法: 痛みの伝達を遮断する目的で行われる注射
- リハビリテーション: 理学療法、作業療法などによる身体機能の改善、運動療法
- 心理療法: 認知行動療法などによる痛みの捉え方や対処法の改善、精神的苦痛の軽減
- その他: 栄養指導、生活指導、装具療法、代替医療など
これらの治療を、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、心理士などが連携して提供することで、痛みの軽減だけでなく、身体機能の回復、精神状態の安定、QOLの向上を目指します。
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(参考文献)
Treede, Rolf-Detlef et al. Chronic pain as a symptom or a disease: the IASP Classification of Chronic Pain for the International Classification of Diseases (ICD-11). Pain. 2019, 160, 19-27.
Finnerup NB, et al.. Pharmacotherapy for neuropathic pain in adults: a systematic review and meta-analysis. Lancet Neurol. 2015, 14, 162–173.
Royal College of Physicians (RCP).Chronic pain (primary and secondary) in over 16s: assessment of all chronic pain and management of chronic primary pain.NICE,https://www.nice.org.uk/guidance/ng193(参照 2025-11-05)
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まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
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