難治性疼痛は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
非ステロイド性抗炎症薬、神経障害性疼痛薬、抗うつ薬などが使われ、それぞれ副作用があります。
難治性疼痛の薬物療法では、痛みの種類や原因に応じて、さまざまな薬剤が用いられます。
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs): 炎症を伴う痛みに使用されます。副作用として胃腸障害(胃潰瘍など)、腎機能障害、心血管系リスクなどがあります。
- アセトアミノフェン: 比較的副作用が少ないですが、過量服用で肝機能障害のリスクがあります。
- 神経障害性疼痛治療薬(プレガバリン、デュロキセチンなど): 神経の異常な興奮を抑えることで、神経障害性疼痛に効果を発揮します。副作用として眠気、めまい、吐き気、便秘などがあります。
- 抗うつ薬(三環系抗うつ薬、SNRIなど): 痛みの伝達を調整する作用があり、神経障害性疼痛や心因性疼痛に用いられます。副作用として口渇、便秘、眠気、めまいなどがあります。
- 弱オピオイド、強オピオイド: 他の薬で効果不十分な強い痛みに使用されます。副作用として吐き気、便秘、眠気、呼吸抑制、依存性などがあり、慎重な管理が必要です。
これらの薬は医師の指示のもと、副作用に注意しながら使用されます。
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(参考文献)
Treede, Rolf-Detlef et al. Chronic pain as a symptom or a disease: the IASP Classification of Chronic Pain for the International Classification of Diseases (ICD-11). Pain. 2019, 160, 19-27.
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Royal College of Physicians (RCP).Chronic pain (primary and secondary) in over 16s: assessment of all chronic pain and management of chronic primary pain.NICE,https://www.nice.org.uk/guidance/ng193(参照 2025-11-05)
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まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
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