難治性疼痛で薬が効かない場合、どうしたらよいですか？

難治性疼痛で、薬物療法だけでは効果が不十分な場合、以下の選択肢を検討することが重要です。

• 治療法の見直し: 現在の薬の種類や量、組み合わせが適切か、医師と相談して見直します。痛みの種類（侵害受容性、神経障害性、心因性など）に合致した薬剤が選択されているか再評価します。
• 神経ブロック療法: 痛みの原因となっている神経に直接作用させることで、痛みを軽減する効果が期待できます。
• リハビリテーション: 運動療法、物理療法などを通じて、身体機能の改善と痛みの軽減を目指します。
• 心理療法: 認知行動療法などにより、痛みに対する考え方や対処法を学び、精神的な苦痛を和らげます。
• その他の治療: 脊髄刺激療法、高周波熱凝固療法など、より専門的な治療法が検討されることもあります。

薬が効かないからといって諦めず、ペインクリニックなどの専門医に相談し、薬物療法以外の治療法も組み合わせた「集学的治療」を受けることが重要です。