潰瘍性大腸炎の生物学的製剤とJAK阻害薬、どちらが私に適していますか?医師が選択する際の基準を教えてください。
効き目の速さ、安全性、副作用などが異なり、病気の勢いと患者さんの背景で決まります。
潰瘍性大腸炎の生物学的製剤とJAK阻害剤のどちらが適しているかは、病気の勢いと患者さんの背景で決まります。治療の方向性としてはどちらも免疫を抑えるため、感染に注意が必要な点は共通ですが、合併症のリスクなどの違いがあります。
JAK阻害薬は効果の発現が速い一方で、帯状疱疹などを発症しやすく、高齢者、心血管リスクの高い方(喫煙、高血圧、糖尿病、心筋梗塞の既往がある)では心筋梗塞などのリスクが上昇することが報告されています。そのため、こうした病気の背景がある場合には注意が必要です。
生物学的製剤にはさまざまな種類がありますが、例えばインフリキシマブであれば、結核の再燃やB型肝炎の再活性化に特に注意が必要です。
このように、抑える免疫の部分が異なるため、薬剤ごとに異なる特徴があります。実際の臨床では患者さんごとの背景を考慮して治療薬を選択します。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
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