小児喘息(重症)で胸や肺からヒューヒューと音がする時はどうすれば良いですか?
ヒューヒューと音がする、いわゆる喘鳴がある場合は、発作治療薬の使用や医療機関の受診を検討しましょう。
胸や肺から「ヒューヒュー」という喘鳴が聞こえる場合、それは喘息の症状(急性増悪、つまり発作)である可能性が高いです。
発作の程度によって対応は異なりますが、短時間作用性の気管支拡張薬(β2刺激薬)の吸入が、多くの場合で症状の改善に役立ちます。
もし呼吸困難が強い場合、具体的に以下の症状が見られるときは、直ちに医療機関を受診し、適切な治療を受ける必要があります。
- 強い陥没呼吸(息を吸うときに、肋骨の間や喉元がへこむ)
- 切れ切れにしか会話できない
- チアノーゼの存在(唇や爪が青紫色になること)
緊急時には、医師が指示する目安に従って、発作治療薬を使用し、必要であれば救急車を呼ぶことも考慮しましょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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