くも膜下出血の前兆では頭のどの部分が痛くなりますか?
頭痛に加えて首の後ろの痛みを伴う場合は、くも膜下出血の前兆である可能性があります。
くも膜下出血は、大きな出血を起こす前に少量の出血を起こす事が20%程度あり、この時点で診断し治療できるかどうかが生命予後に大きく影響すると言われています。
この場合頭痛は出血とともに起きており、正確に前兆と言えるかどうかは不明です。
また、出血する前に動脈瘤が大きく膨らんだ状態でも頭痛を起こす可能性が考えられています。これらの頭痛を警告頭痛といい、次の大きな破裂の1ヶ月以内に起こることが多いとされます。
くも膜下出血の頭痛は「これまで経験したことのないような頭痛」「バットで殴られたような頭痛」「雷鳴様頭痛」などとよく表現され、1秒〜5分以内に急激に痛みがピークに達するような頭痛です。吐き気や嘔吐、めまい、意識消失を伴うこともあります。50%程度の方が頭の後ろの部分の痛みを訴えたというデータもありますが、部位よりも急激な激しい痛みがあった場合はすぐに病院を受診しましょう。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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