子宮腺筋症はでMRI検査でわかりますか?
MRI検査は子宮腺筋症の診断に有用です。
MRI(磁気共鳴画像)検査は、子宮腺筋症の診断において、非常に有用な画像検査です。
子宮腺筋症(子宮の筋肉の層に病気の部位ができる病気)の診断は、超音波検査(エコー)のみで行われることもありますが、MRI検査は、病気の部位(病巣)が子宮の筋肉の深いところに入り込んでいる詳細な状態を捉えるのに役立ちます。超音波検査とMRI検査の診断精度を比べた研究では、MRIのほうが観察者による結果の差が少なく、診断の正確さが高いことが示されています。
MRIは、特に次のような場合に重要となります。
1. 他の病気との区別(鑑別)
子宮腺筋症は、症状や見た目が似ている他の良性・悪性の病気(子宮筋腫や子宮肉腫、子宮体がんなど)と区別することが難しい場合があります。MRIは、これらの病変と子宮腺筋症を区別するのに役立ちます。
2. 病変の詳細な評価
MRIでは、子宮腺筋症に特徴的な構造的変化を確認できます。
- 子宮の筋肉の層(子宮筋層)が不均一に厚くなっている様子
- 子宮筋層内に小さな丸い高信号の領域(病巣からの出血など)が点在していること
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最終更新日:
Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
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