子宮腺筋症と子宮筋腫の違いを教えてください。
子宮の筋肉に病変が広がるのが腺筋症、筋肉に良性のかたまりができるのが筋腫です。
子宮腺筋症と子宮筋腫は、どちらも子宮の壁の筋肉の層(子宮筋層)にできる病気で、強い月経痛や月経量の増加(過多月経)など、似た症状を引き起こします。しかし、その病気の部位の広がり方に違いがあります。
子宮腺筋症
本来子宮の内側にある組織(子宮内膜)に似た組織が、子宮筋層の中に広がり増殖する病気です。この病気の進行により子宮の筋肉全体が厚く硬くなり、子宮全体が大きく肥大することがあります。画像検査では、病気の場所の境目がはっきりしないことが特徴です。
子宮筋腫
子宮の筋肉の細胞が増殖してできる良性(がんではない)の「かたまり(腫瘍)」です。子宮が大きくなる病気のひとつであり、子宮腺筋症と区別(鑑別)するのが難しい場合があります。
MRI検査は、子宮腺筋症と子宮筋腫を区別するのに役立つ非常に有用な診断ツールです。
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子宮腺筋症
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最終更新日:
Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
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