子宮腺筋症の場合の妊活について教えてください。
年齢や症状の程度に応じて、治療の必要性を総合的に判断し方針を決定します。
子宮腺筋症は、不妊症の原因となる可能性があるほか、妊娠が成立した場合でも、流産、早産、妊娠高血圧症候群などの妊娠中のトラブルを引き起こすリスクを高めることが考えられています。そのため、子宮腺筋症を持つ方が妊活・不妊治療を行うにあたっては、症状や病気の進行度、年齢などを総合的に考慮して方針を決定する必要があります。
主な治療法を選択する際には、以下の点に留意が必要です。
1. 薬物療法(ホルモン療法)
月経痛や過多月経といった症状を抑えるためのホルモン療法は、子宮腺筋症自体を完治させることはできません。さらに、これらの薬は避妊効果もあるため、すぐに妊娠を希望している患者さんには適していません。
2. 子宮を温存する手術(子宮腺筋症病巣除去術)
薬で症状が改善しない場合に選択肢となるのが、病気の部分だけを取り除く手術です。この手術は、症状の改善に加えて、最近では流産や妊娠高血圧症候群のリスクを減少させる可能性があることも分かってきています。
ただし、手術後は子宮を回復させるために6カ月〜1年ほど妊娠を待つ必要があります。また、手術後の妊娠では、子宮破裂や癒着胎盤(胎盤が子宮の壁に強く張り付くこと)などのリスクが高まるため、出産方法として帝王切開が推奨されます。このように、メリットとデメリットがあるため、この手術を選択するかどうかは、慎重に検討することが大切です。
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Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
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