子宮腺筋症の治療でミレーナは有効ですか?
過多月経と月経困難症に保険適用があり、子宮腺筋症の症状緩和に有用です。
レボノルゲストレル放出子宮内システム(ミレーナⓇ️)は、子宮腺筋症に伴うつらい症状、特に過多月経(生理の量が多いこと)や月経困難症(つらい生理痛)を緩和する目的で使用されるホルモン療法のひとつです。
子宮の中に留置する器具で、黄体ホルモン(レボノルゲストレル)を子宮内腔に継続的に放出します。これにより子宮内膜の増殖を抑制し薄くすることで、子宮腺筋症で頻繁にみられる過多月経を有意に減少させる効果が示されています。
また、子宮腺筋症に伴う次のような効果も報告されています。
- 痛みの改善
- 子宮腺筋症病変部の縮小
この治療法の利点として、黄体ホルモンの作用が子宮内で局所的に働くため、経口薬のような全身的なホルモン作用がほとんどなく、血栓症や低エストロゲン状態による症状など他の薬剤で心配される副作用が少ない点が挙げられます。
ただし、注意点として次のような状況が挙げられます。
- 子宮腺筋症により子宮が著しく大きくなっている場合、器具が自然に脱落してしまうリスクがある。
- 子宮筋層が厚い場合、十分な鎮痛効果が得られないことがある。
- 性交経験がない(初交前)女性には留置が難しく通常は適用されません。また、出産経験がないなど子宮頸管が狭い場合、留置が難しいことがあります。
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(参考文献)
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最終更新日:
Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
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