抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

原因不明の倦怠感や吐き気、頭痛が続く場合が目安です。特に意識がもうろうとする、けいれんを起こした場合はすぐに受診が必要です。

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)は、症状の重さによって受診の緊急度が異なります。以下のような症状や状況が、病院を受診する目安となります。

【すぐに救急受診を検討すべき緊急性の高い目安】

SIADHによる低ナトリウム血症が急速に進行している可能性があり、脳への影響が強く懸念されます。

  • 意識がおかしい:呼びかけへの反応が鈍い、時間や場所が分からない、意味不明な言動がある。
  • けいれんを起こした。
  • 我慢できないほどの強い頭痛や、繰り返す嘔吐がある。

【早めに内科などを受診すべき目安】

症状は比較的軽いものの、SIADHや低ナトリウム血症が背景にある可能性があります。

  • 原因がはっきりしない倦怠感食欲不振吐き気が続く。
  • なんとなく頭が重い、軽い頭痛が続く。
  • 高齢者で、特に理由もなく「なんとなく元気がない」「ぼーっとしている」状態が続く。

また、SIADHの原因となりうる肺や脳の病気、がんなどの治療を受けている方や、原因となる可能性のある薬を飲み始めたあとに上記のような体調不良が現れた場合も、速やかに主治医に相談するべき重要な目安です。SIADHは早期に発見し、適切に対応することが重症化を防ぐ鍵となります。

ユビーAIパートナーユビーAIパートナーに聞いてみよう

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)について、特に知りたいことは何ですか?

利用規約プライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の「手続きや支援」に関する記事

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の「診断」に関する記事

関連する病気と症状

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

公開日

最終更新日

福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
医療AIに不調を相談

医療AIパートナー ユビー

24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです

無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。