抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の名医の探し方を教えてください。
ホルモン異常が専門の「内分泌内科(内分泌・代謝内科)」を受診するのが最も適切です。大学病院や地域の基幹病院が中心となります。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の「名医」を探す場合、この病気がホルモン(内分泌)の異常であることを踏まえ、専門性の高い医師や医療機関にアクセスすることが重要です。
専門の診療科を受診する
SIADHの診断と治療を専門とする中心的な診療科は 「内分泌内科(内分泌・代謝内科)」です。ホルモン異常や電解質バランスの専門家が、診断から治療までを一貫して行ってくれます。大学病院や地域の基幹病院に設置されていることが多いです。
学会の専門医制度を活用する
日本内分泌学会のウェブサイトでは、「専門医」や「指導医」の資格を持つ医師を検索することができます。お住まいの地域で専門医を探し、その医師が在籍する医療機関を受診するのも確実な方法です。
原因疾患の専門科からアプローチする
SIADHは、肺がんや脳の病気、薬剤の副作用など、原因が多岐にわたります。もし、原因となっている病気が明らかな場合は、その病気を治療している主治医(例:呼吸器内科、脳神経外科、腫瘍内科など)に相談し、院内の内分泌内科専門医に紹介してもらうのがスムーズです。
総合病院や大学病院を選ぶ
SIADHは原因検索のためにさまざまな科の協力が必要になることがあります。そのため、内分泌内科だけでなく、他の専門科も揃っている総合病院や大学病院を受診するのが望ましいでしょう。
まずは、かかりつけ医に相談し、これらの専門科がある病院への紹介状を書いてもらうのが第一歩となります。
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(参考文献)
Goce Spasovski et al. Clinical practice guideline on diagnosis and treatment of hyponatraemia. Nephrol Dial Transplant. 2014, Suppl 2, i1-i39.
Horacio J et al. The Syndrome of Inappropriate Antidiuresis. N Engl J Med. 2023, 389, 1499 - 1509.
.“バソプレシン分泌過剰症(SIADH)の診断と治療の手引き”.医学情報・医療情報 UMIN.https://square.umin.ac.jp/kasuitai/guidance/SIADH.pdf,(参照 2025-10-27).
有馬寛ほか.“間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン2023年版”.日本内分泌学会.https://minds.jcqhc.or.jp/common/wp-content/plugins/pdfjs-viewer-shortcode/pdfjs/web/viewer.phpfile=https://minds.jcqhc.or.jp/common/summary/pdf/c00818.pdf&dButton=false&pButton=false&oButton=false&sButton=true#zoom=auto&pagemode=none&_wpnonce=3b871a512b,(参照 2025-10-27).
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抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
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公開日:
最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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