子宮腺筋症と子宮の大きさは関係がありますか?
子宮腺筋症が進行すると子宮の筋肉の層が厚くなり、子宮全体が大きく肥大することがあります。
子宮腺筋症は、本来子宮の内側を覆うべき組織(子宮内膜に似た組織)が、子宮の壁の大部分を占める筋肉の層(子宮筋層)の中にできて増殖する病気です。
この病気の部位は、女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受け、通常の月経周期に合わせて増殖と出血を繰り返します。その結果、子宮腺筋症の病変がある場所の子宮筋層が厚く硬くなります。
子宮腺筋症の病変が子宮全体に広がっている場合、子宮の筋肉の層全体が肥厚し、子宮全体が著明に大きく(肥大)なることがあります。子宮が大きくなることは、病気の進行具合を示すひとつの目安です。
子宮腺筋症は月経がある限り、女性ホルモンの刺激を受けて進行していくため、症状だけでなく、子宮の大きさや貧血の有無なども含めて、医師が病気の状態を総合的に判断し、適切な治療法が選択されます。
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最終更新日:
Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
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