子宮腺筋症と診断されても仕事を続けられますか？

子宮腺筋症と診断された場合、仕事を辞めたり休んだりする必要があるかどうかは、病気の症状の強さ（重症度）と、仕事の内容や環境によって大きく異なります。

子宮腺筋症が進行すると、主に次のような症状が重くなり、日常生活や社会活動に支障をきたす可能性があります。

• 激しい月経痛（月経困難症）
• 月経の出血量が多いこと（過多月経）
• 過多月経による貧血
• 月経時以外の骨盤の痛みや腰痛

特に月経困難症は、女性の社会的活動においてハンディキャップとなることが指摘されています。

休職や退職の可能性について

月経を重ねるたびに月経痛や貧血などの症状が強くなり、仕事に集中できない、あるいは欠勤が増えるなど、日常生活に支障をきたすレベルになった場合は、医師と相談して治療方針を決めることが重要です。

多忙な労働環境などが原因で、医療機関の受診が遅れて診断が遅れることも問題として指摘されています。症状が増し日常生活に支障をきたす可能性があるため、仕事の継続に不安を感じる場合は、早めに医師に相談し適切な治療を開始することが大切です。