子宮腺筋症の痛みを和らげる方法を教えてください。
薬物療法(ホルモン剤や痛み止め薬)が基本ですが、生活習慣改善や温めることも有用な場合があります。
子宮腺筋症の治療は、ホルモン療法や痛み止め薬が中心ですが、日常生活の見直しや温めることも効果がある場合があります。
痛みを和らげるための方法は、大きく分けて以下の通りです。
1. 薬物療法
- 痛み止め薬
- ホルモン剤
- ジエノゲスト:排卵を止め、女性ホルモン(エストロゲン)の上昇を抑えることで、子宮腺筋症に伴う痛み軽減が期待できます。
- 低用量ピル:排卵を抑え、子宮内膜が厚くなるのを防ぎ、月経血の量を減らすことで痛みを軽減します。
- 黄体ホルモン放出子宮内システム(ミレーナ©︎):子宮内に装着する器具で、ホルモンを局所的に放出し、子宮内膜を薄くすることで過多月経や月経困難症の痛みを改善します。
- GnRHアゴニスト製剤:一時的に閉経に近い状態(女性ホルモンが少ない状態)を作り、病気の部位を縮小させて症状を改善します。
- 漢方薬
2. 生活習慣改善
規則正しい生活リズム、適度な運動(ストレッチなど)、カフェイン・塩分・アルコールの摂取制限、禁煙、十分な休息などが推奨されます。
3. 温熱療法
温めることで血管が広がって血流をよくし、筋肉のこわばりを和らげることで、月経痛や骨盤内の痛みを軽減すると報告されています。
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Ubie株式会社 産婦人科
金沢 誠司 監修
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