妊娠糖尿病では巨大児が生まれるのですか?

妊娠糖尿病では巨大児のリスクが上がります。食事・運動・インスリンの管理でリスクを下げられます。

解説

妊娠糖尿病になると、赤ちゃんが大きく育ちすぎる「巨大児」になるリスクは高まります。

お母さんの血糖値が高いと、赤ちゃんに糖分が送られすぎて、赤ちゃんが大きく成長してしまうのです。

巨大児で生まれると、出産が大変になったり、赤ちゃんが生まれたあとに、低血糖や呼吸の問題を起こしやすくなることがあります。

しかし、妊娠糖尿病と診断されても、きちんと血糖値をコントロールすることで、巨大児のリスクを減らすことができます。

食事に気をつけたり、適度な運動をしたり、必要であればインスリン治療を行うことが大切です。

定期健診で赤ちゃんの成長をチェックしてもらいながら、医師と相談して、安心して出産に臨みましょう。

公開日

最終更新日

福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

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糖尿病の飲み薬はどのように使い分けられますか?

腎機能が保たれていればビグアナイド系を第一選択として、心血管疾患や腎不全の有無で薬剤の選択を考えます。

糖尿病の場合、運動はどのようにして行うとよいですか?

有酸素運動とレジスタンストレーニングを組み合わせます。

シックデイの際の薬はどうしたらいいですか?

時効型や中間型のインスリンは継続をし、食事摂取量にあわせて内服薬や速攻型インスリンを調整します。

インスリン分泌能はどう評価しますか?

インスリンインデックス、Cペプチド、HOMA-βを使います。

糖尿病とはどのような病気ですか?

血糖値が高い状態が慢性的に続く病気のことを「糖尿病」と言います。

糖尿病になる原因はなんでしょうか?

生活習慣や加齢が主な原因です。具体的には食べすぎ・飲みすぎ、運動不足、肥満、喫煙、ストレスなどが挙げられます。

なぜ糖尿病を治療しなくてはいけないのですか?

放置すると、心臓や脳をはじめ体のあちこちに怖い病気を引き起こすおそれがあるためです。

糖尿病では、どのような検査を行いますか?

主に血液検査を行います。

どのようにして糖尿病を治療していきますか?

生活習慣の改善と服薬がメインです。必要な人はインスリン注射も行います。

糖尿病にならないために、どのようなことに注意すればいいですか?予防はできますか?

生活習慣を整えることが重要ですが、予防不可能な場合もある病気なので、きちんと健康診断を受けましょう。

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