男性更年期障害に漢方薬は使われますか?
八味地黄丸や補中益気湯などが使われ、一定の有効性が報告されています。
男性更年期障害に対して、漢方薬は補助的な治療として使われており、症状や体質に応じて処方が選ばれます。
テストステロン補充療法(TRT、男性ホルモンを補う治療)を使いたくない方や、西洋薬に抵抗がある方の選択肢として、単独使用されることもあります。
よく使われる漢方薬と特徴
- 八味地黄丸(はちみじおうがん):高齢者の「腎虚」(東洋医学的な体力・気力の衰え)に伴う疲労感、頻尿、性機能低下に
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):慢性的な疲労感、食欲不振、気力低下に
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):精神不安、不眠、動悸を伴うストレス症状に
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう):神経過敏、不眠、ED関連症状に
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラや気分の浮き沈み、ほてりに(女性更年期で有名ですが、男性にも使われることがあります)
なお、漢方薬の保険適用は「LOH症候群」という病名ではなく、それぞれの漢方薬の効能・効果に基づきます。例えば「疲労感」「不眠」「神経症」など、症状や処方意図に応じて適用されます。
漢方薬のメリットと注意点
- メリット:副作用が比較的少なく、TRTが使えない方や西洋薬に抵抗がある方も使うことができる
- 注意点:効果には個人差があります。漢方薬の中でも甘草(かんぞう)を含むもの(補中益気湯、加味逍遙散など)は、長期使用で偽性アルドステロン症(高血圧、むくみ、低カリウム血症「血液中のカリウムが減る状態」を起こす副作用)が起こることがあるため、定期的な血液検査が必要です
漢方薬は「証」(体質や症状のパターン)に合わせて選ぶため、自己判断ではなく医師に相談して処方してもらうことが大切です。市販の漢方薬を使う場合も、長期にわたる場合は医師や薬剤師に相談することが重要です。
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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