男性更年期障害になりやすい人の特徴は?セルフチェックはできる?何科に行く?

監修医師秋元 隆宏泌尿器科 / 東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学

男性更年期障害について、特に知りたいことは何ですか?

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男性更年期障害が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

泌尿器科、内分泌内科、または男性更年期外来・メンズヘルス外来を受診しましょう。

男性更年期障害が疑われる場合は、まず泌尿器科を受診するのが一般的です。「男性更年期外来」「メンズヘルス外来」「LOH症候群(男性ホルモンが低下する病気)外来」といった専門外来があれば、そちらを優先すると、より詳しい診療が受けられます。気分の落ち込みや不眠が強い場合は、精神科・心療内科の併診も検討しましょう。

受診先の選び方

  • まず近くの泌尿器科に相談する。
  • 「男性更年期外来」「メンズヘルス外来」を掲げる泌尿器科や内分泌内科のクリニックがあれば、より専門的です。
  • 抑うつ症状や不眠が前面に出ている場合は、精神科・心療内科の併診も検討しましょう。

注意点

気分の落ち込みや不眠が強いと、最初に精神科を受診し「うつ病」と診断されることもあります。一部の抗うつ薬や抗精神病薬(こころの病気に使う薬)には、テストステロン(男性ホルモン)を下げる作用があるものがあり、男性更年期障害が見過ごされたまま治療が進むと、症状の改善が得られにくいことがあります。

「うつかな」と感じる男性で、性機能の変化(朝の勃起の減少、性欲低下など)も伴う場合は、一度泌尿器科で血中テストステロン(必要により遊離型)を測ってもらうのもおすすめです。検査の組み合わせや解釈は医師が判断します。

男性更年期障害のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

ご自宅でのセルフチェックには、AMSスコアという17項目の質問票が広く使われており、症状の目安を知ることができます。ただし、AMSスコアは症状の重さを点数化する補助ツールであり、スコアが高くても男性更年期障害があるとは限りません。最終的な診断には医療機関での血液検査と医師の診察が必要です。

AMSスコアで聞かれる主な項目

  1. 総合的に調子が思わしくない
  2. 関節や筋肉の痛み
  3. ひどい発汗
  4. 睡眠の悩み
  5. しばしば疲れを感じる、よく眠くなる
  6. イライラする
  7. 神経質になった
  8. 不安感がある
  9. 体力の衰え、活動力の減少
  10. 筋力の低下
  11. 憂うつな気分
  12. 「全盛期は過ぎた」と感じる
  13. 力尽きた、どん底にいると感じる
  14. ひげの伸びが遅くなった
  15. 性的能力の衰え
  16. 早朝勃起(朝勃ち)の回数の減少
  17. 性欲の低下

各項目を1〜5点(症状なし〜非常に重い)で回答し、合計点が17〜26点:症状なし、27〜36点:軽症、37〜49点:中等症、50点以上:重症と評価します。

受診を考える目安

  • AMSスコアが中等症以上
  • 朝の勃起の回数が明らかに減った、なくなった
  • 半年以上、症状が続いて生活に支障が出ている

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、男性更年期障害かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。

男性更年期障害になりやすい人の特徴について教えてください。

40代以上で、睡眠不足・ストレス過多・肥満・運動不足が重なる男性に多く見られます。

男性更年期障害になりやすいのは、加齢に加えて、睡眠不足、ストレス過多、肥満や生活習慣病、運動不足などが重なる男性です。40代以降のすべての男性に起こりうる病気ですが、特に下記のような特徴を持つ方は発症リスクが高いと考えられています。

年齢・身体的な特徴

精神的・社会的な特徴

  • 仕事や家庭で慢性的にストレスを抱えている方
  • 責任ある立場(管理職、経営者、医療職など)で長時間労働が続く方
  • 配偶者との関係性のストレス、介護・育児の負担が大きい方

その他のリスク要因

  • ステロイド薬、オピオイド系の鎮痛薬(強い痛み止めの一種、医療用麻薬を含む)、一部の抗うつ薬を長期使用している方
  • 頭部の怪我や脳腫瘍の既往がある方
  • 慢性疾患(慢性腎臓病、慢性炎症性疾患など)を抱える方

以上のような要因が複数重なるほど、テストステロンが低下しやすく、症状も出やすくなる可能性があります。

ただし、これらに当てはまるからといって必ず男性更年期障害になるわけではありません。逆に、当てはまらない方でも発症することはあります。「自分は当てはまるかも」と感じた場合は、早めに生活習慣を見直し、症状が続くようなら泌尿器科や男性更年期外来(メンズヘルス外来)に相談してみることをおすすめします。

気になる症状がある場合は、症状検索エンジン「ユビー」で関連する病気や受診の目安を確認することもできます。

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編集・監修基準について

本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。

  1. Q作成

  2. 医師執筆/監修

  3. QAレビュー

  4. 公開

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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