糖尿病の場合、インスリンを打たないとどうなりますか?
インスリンを打たないと異常な高血糖になることがあり危険です。
インスリン療法を行っている糖尿病患者さんが、治療に必要なインスリンを打たないと高血糖になります。
1型糖尿病では、膵臓からのインスリン分泌が欠乏しているため、インスリンを打たなければ血糖が急激に上昇し、糖尿病性ケトアシドーシスを発症する可能性があります。放置すると、脱水・意識障害を起こし非常に危険です。
2型糖尿病では、膵臓からのインスリン分泌がある程度保たれていることが多く、すぐに糖尿病性ケトアシドーシスのような緊急事態になることはありませんが、長期的に高血糖が続くと合併症(網膜症、腎症、神経障害など)が進行します。
2型糖尿病の方でもインスリン分泌が欠乏し、インスリン療法に依存している状態では、糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖症候群といった急性代謝失調を起こすため注意が必要です。
インスリンは指示された通りに、きちんと打つようにしましょう。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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