糖尿病で易感染になるのはなぜですか?
高血糖による免疫細胞の機能低下や血管の損傷が原因です。感染症予防を徹底し、早期治療が重要です。
糖尿病で感染症にかかりやすくなるのは、主に血糖値が高い状態が続くためです。
高血糖は、体の免疫細胞の働きを弱めてしまうため、細菌やウイルスと戦う力が落ちてしまいます。
また、血管も傷つきやすく、体のすみずみまで免疫細胞が届きにくくなることも原因のひとつです。
さらに、血糖値が高い環境は、細菌やカビが繁殖しやすいため、体内で感染症が起こりやすくなります。
糖尿病の方は、健康な人よりも感染症予防をしっかり行い、もし感染症にかかってしまったら早めに治療することが大切です。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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