後天性血友病が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
原因不明の出血やあざが突然出現し、後天性血友病が疑われる場合は早急に病院受診が必要です。
後天性血友病の症状は、ほとんどが突然の皮下出血や筋肉内出血などの「出血症状」として現れます。
後天性血友病では当初軽微な出血でも、突然消化管出血、脳出血などが出現することもあることから、重症度分類の規定はなされていません。後天性血友病Aはしばしば致死的な経過を辿るため、速やかな受診が推奨されます。
以下が受診の目安となるサインです。
- ① 皮下出血 :打撲の病歴もなく、腕や脚に広範囲で目立つあざが現れます。
- ② 筋肉内出血 :腫れや痛み、可動域制限を伴うことが多い
- ③ 消化管出血 :特に高齢者で突然の消化管出血
- ④ 関節出血 :片側の膝、肘関節などに突然発症し、痛み、腫れを伴う場合があります。
- ⑤ 出産・手術:新たな薬の使用後に出現した出血症状
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
後天性血友病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ