多発血管炎性肉芽腫症の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
手洗いや各種ワクチンの接種などによる感染症対策が重要です。また、ステロイドの副作用に気をつけた体重管理や、規則正しい生活を心がけ、定期的に受診しましょう。
多発血管炎性肉芽腫症で最も注意したい感染症対策
この病気は、鼻や喉、肺などの呼吸器に細菌感染や「日和見感染(免疫が弱ったときに起こりやすい感染症)」を引き起こしやすい特徴があります。そのため、治療中は感染症対策が最優先であり、日頃の手洗い・うがいを徹底することが大切です。また、主治医と相談のうえ、インフルエンザや肺炎球菌、新型コロナウイルスなどのワクチン接種を検討することも推奨されます。
副腎皮質ステロイドの副作用と生活上の注意
治療の柱となるステロイド薬は、長く使い続けることで体重増加や血糖値・血圧の上昇などを招くことがあるため、日々の食事や体重管理に気を配ることが大切です。さらに、目の健康を守るための定期的な眼科検査(緑内障や白内障のチェック)や、骨がもろくなるのを防ぐための予防も行う必要があります。
日常生活で心がけたいポイント
感染症の予防やステロイドの副作用対策と合わせて、栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠など、規則正しい生活リズムを保つことが日々の体調管理につながります。
再燃に備える定期受診と服薬の継続
多発血管炎性肉芽腫症は、症状が落ち着いた(寛解した)あとも、再び悪化することがあるため、長期間にわたる療養が必要になる病気です。症状がないからといって自己判断で薬の飲む量を減らしたりやめたりせず、医師の指示通りに服薬を続けることが何よりも重要です。体調の変化に気づいたときは、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関を受診して相談しましょう。
多発血管炎性肉芽腫症について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
厚生労働省.“指定難病44 多発血管炎性肉芽腫症 概要”..https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000089937.pdf,(参照 2026-08-18).
難病情報センター.“多発血管炎性肉芽腫症(指定難病44)”.厚生労働省.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4011,(参照 2026-08-18).
川嶋聡子.“多発血管炎性肉芽腫症(GPA)”.日本リウマチ学会(JCR).https://www.ryumachi-jp.com/general/casebook/gpa/,(参照 2026-08-18).
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京都大学iPS細胞研究所 呼吸器内科
山形 昂 監修
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