多発血管炎性肉芽腫症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
全身の炎症を専門に診る「リウマチ膠原病内科」を受診するのが基本です。この病気は鼻・喉・肺・腎臓など複数の臓器に症状が出るため、必要に応じて耳鼻咽喉科、呼吸器内科、腎臓内科など、他の専門科とも連携しながら診療が進められます。
多発血管炎性肉芽腫症とは
多発血管炎性肉芽腫症(GPA、旧名:ウェゲナー肉芽腫症)は、免疫の異常によって全身の細い血管に炎症が起きる国の指定難病です。鼻や喉、肺、腎臓などの大切な臓器に影響が及びやすく、症状の広がり方によって「全身型」と「限局型」に分けられます。
多発血管炎性肉芽腫症の症状
多くの臓器に関わるため、症状は多彩です。
これらに加え、一般的な風邪薬や抗菌薬ではよくならない発熱や強いだるさ(倦怠感)、関節痛が続くこともあります。
多発血管炎性肉芽腫症の検査・診断
この病気は、全身のさまざまな症状や血液検査、画像検査などを組み合わせて総合的に判断されます。複数の臓器にまたがって影響が出るため、専門的な知識を持った医師による慎重な診察が必要です。
多発血管炎性肉芽腫症で受診する診療科
病気の性質上、最初の窓口や中心的な診療科となるのは、全身の炎症を扱う「リウマチ膠原病内科」です。
ただし、症状が最初に出る部位に合わせて、次のような診療科が深く関わります。
抗生物質を使ってもなかなか改善しない発熱、鼻・耳の慢性的な不調、あるいは血痰や血尿などが気になる場合は、まずはリウマチ膠原病内科や上記の専門科、または総合病院の窓口に相談し、早めに医療機関を受診することをご検討ください。
多発血管炎性肉芽腫症について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
厚生労働省.“指定難病44 多発血管炎性肉芽腫症 概要”..https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000089937.pdf,(参照 2026-08-18).
難病情報センター.“多発血管炎性肉芽腫症(指定難病44)”.厚生労働省.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4011,(参照 2026-08-18).
日本リウマチ学会(JCR.“「多発血管炎性肉芽腫症(GPA)」疾患情報 ”.難病情報センター.https://www.ryumachi-jp.com/medical-staff/disease_drug/gpa/,(参照 2026-08-18).
厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業. ANCA関連血管炎診療ガイドライン2023. 診断と治療社. 2023
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京都大学iPS細胞研究所 呼吸器内科
山形 昂 監修
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