不穏な感じがする
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2025/04/25
「不穏な感じがする」がどの病気に関連するかAIでチェックする
不穏な感じがするという症状について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「不穏な感じがする」はどんな症状ですか?
不穏な感じがするとは
「不穏な感じがする」に関連する症状はありますか?
「不穏な感じがする」のQ&A
- A.
不安症/不安障害の中でも特に、パニック症/パニック障害の症状として呼吸が苦しくなることはあります。
解説不安症/不安障害で、呼吸が苦しくなることはあります。
特に、パニック症/パニック障害で起こるパニック発作では、「息切れ」や「息苦しさ」、「息がつまる感じ(窒息感)」がよくみられる症状です。これらは診断の基準にも含まれています。
また、呼吸の苦しさは、喘息などの呼吸器の病気と関係していることもあり、心と体の両方に対する治療が大切です。
不安による呼吸の変化は、過呼吸と呼ばれることもあり、息を吸いすぎてしまうことで、さらに苦しく感じることがあります。
気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、医師へ相談するようにしましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
G.C. Prezzavento. Explor Asthma Allergy. 2024,2,97–110. - A.
不安障害でめまいが起こることはありますが、他の病気の症状のこともありますので、医療機関を受診しましょう。
解説不安症/不安障害の症状として、めまいを感じることはあります。
例えば、不安を引き起こす状況により身体症状が現れることがありますし、不安症/不安障害の中のパニック症/パニック障害では、”めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ”という診断のための項目があります。
ただ、めまいは不安症/不安障害以外でも起こることがありますので、医療機関を受診しましょう。
特に、周囲が回っているような、立っているのもできないほどのめまいや、手のしびれや呂律の回らなさを伴うめまいは、脳卒中の症状であることもあるため、急いで医療機関を受診する必要があります。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
- A.
不安症/不安障害の方と慢性の痛みの両方を持つ人が多いという報告があります。
解説はい、不安障害で体に痛みが出ることはあります。
複数の研究において、不安症/不安障害と診断された方が、慢性の痛みの困りごとを抱えていることは、よくみられると報告されています。
また、慢性の痛みを持つ人の40%に、うつや不安があるという報告もあります。
不安症/不安障害と痛みが関連する理由として、島皮質や前頭前野など脳の特定の部分の構造、あるいは機能の変化が原因である可能性について示唆されています。
こうした痛みは、検査では異常がみつからないこともありますが、決して「気のせい」ではありません。
気になる症状が続く場合は、早めに医療機関を受診し、医師に相談するようにしましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るR.V. Aaron, et al. JAMA Netw Open. 2025,8(3):e250268.
F. Brandl, et al. Neuropsychopharmacology. 2022, 47(5), 1071-1080. - A.
不安で動悸が起こることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので、続く場合は受診をしましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害の症状に、動悸はあります。正常な不安の場合も、自律神経系が影響され、動悸や発汗のような生理的な変化が起こることがあります。
診断がつく不安症/不安障害のなかでは、特にパニック症/パニック障害の方では、交感神経が緊張しやすく、動悸を感じる方が多いでしょう。
ただ、動悸があれば必ず不安症/不安障害というわけではなく、カフェインやアルコールなどの影響、循環器疾患や内分泌疾患が原因であることもあります。
動悸以外の身体症状がある、動悸を繰り返す、不快感が強い、生活に支障が出ている、という状況の場合は、病院を受診しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
動悸や頻尿は不安症/不安障害の症状である可能性はありますが、別の病気が隠れている可能性がありますので、続く場合は医療機関を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る動悸や頻尿は、不安症/不安障害の症状である可能性はあります。
不安は内臓や知覚に影響するため、動悸や発汗のような生理的変化を意識することも不安体験に含まれます。ただ、正常な不安体験においても動悸などを知覚することがあるため、病気の症状と言い切れない場合もあります。
また、動悸は不整脈など循環器系の疾患、頻尿は膀胱炎など泌尿器疾患の症状である可能性もあるため、当該科を受診して身体の病気が隠れていないかを診てもらったうえで、不安症/不安障害の可能性があれば精神科・心療内科を受診しましょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安・心配になりやすい人はいますが、必ずしも不安障害とは一致しません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安・心配になりやすい人と、なりにくい人がいます。
しかし、「不安・心配になりやすい人」が常に不安・心配な状態というわけではありませんし、「不安・心配になりにくい人」でも、状況によって不安・心配になることはあります。
心配性であるというだけでは、不安障害(不安症)の診断がつくとは限りません。ただし、日常的な多くの事柄に対して、過剰な不安と心配が持続する場合は、全般不安症(全般性不安障害)の診断がつく場合もあります。
回避性パーソナリティー障害の診断基準を満たすこともあるかもしれませんし、そのほかの症状によっては神経症などの診断がつく場合もあります。 - A.
生命を維持するため、危険信号への反応として発生したものと考えられています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る起こってもいないことに不安になるのは、進化に基づく”生命を維持するための誤警報”という解釈があります。
動物は、危険を予測する学習によって自らをさまざまな害から守り、生命を維持してきました。
チャールズ・ダーウィンによると「不安は、おそらく危険信号への反応として発生したものが、長い進化の歴史の結果、危険を回避するという一連の反応傾向を形成するに至ったものと考えられる」とされています。
ヒトではより複雑で、条件反応に感情、認知、運動などのさまざまな要素が絡んで不安の反応が起こります。 - A.
不安に伴う症状が激しい場合などに不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。心配性は診断名ではありません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安はすべての人が体験するものであり、不安そのものが病気というわけではありません。危険を知らせて警戒を促し、人が脅威に対処するための策を講じられるようにするためのものでもあります。その人に警告して、危険に先んずるような確かな行動を遂行させることで、傷つくのを防いでくれます。
不安の体験には、動悸や発汗などの生理的なものと、緊張や怯えを意識することの2種類の要素があります。- 不安に伴う反応が激しい
- 脅威がない状況でもまた不安になることについて心配する
- 不安を引き起こす状況を避けるような行動をとる
などの場合には、不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。
”心配性”は診断名ではありませんが、ささいな脅威でも不安が引き起こされやすい人を指す場合があるでしょう。 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のような症状があるときは、精神科受診をおすすめします。
- 繰り返されるパニック発作(強烈な不安とともに頭痛や発汗、動悸などが見られる発作)が見られる
- 公共交通機関や広い場所、囲まれた場所にいるときに恐怖や不安を感じる
- 特定の対象や状況(高いところなど)への恐怖や不安を感じる
- 社交場面において、恐怖や不安を感じる
- いろいろな出来事や活動について、過剰に不安・心配になる
- 恐怖や不安を感じる状況を避ける
また、症状検索エンジン「ユビー」も質問に答えるだけでセルフチェックができますので、ご活用ください。 - A.
過度な心配や不安で、日常生活に支障をきたしている状態です。心身にさまざまな症状が出ます。
解説不安障害(不安症)には、
- パニック症
- 広場恐怖症
- 限局性恐怖症
- 社交不安症
- 全般不安症
があります。
不安はすべての人が体験するものであり、「内的、あるいは外的な危険を予期することによって引き起こされる憂慮の感情」です。などをしばしば伴い、長時間座っていたりじっと立っていたりできないという形で現れます。
また、下痢、めまい、落ち着きのなさ、失神、頻脈、手の震え、頻尿などの症状も、伴うことがあります。
不安は脅威への警告の信号ですが、脅威でない状況にもかかわらず不安の症状が出て、生活に影響を及ぼすとき、不安障害(不安症)の診断がつくことがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る神庭重信(九州大学). DSM-5を読み解く 1. 中山書店. 2014
井上令一ほか. カプラン臨床精神医学テキスト 第3版- DSM-5診断基準の臨床への展開 -. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016 - A.
不安障害とうつ病は別の病気ですが、両方診断される人も多いと言われています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害とうつ病は、それぞれ診断のための基準がある異なる疾病ですが、ひとりの人が両方を診断されることが多いとされています。
不安症/不安障害は、過剰な恐怖や不安に関連して行動が妨げられるなどの特徴を持ち、うつ病は気分が落ち込み、いろいろなものに興味を持てなくなるという特徴を持ちます。
これらの2つのいずれかひとつが存在する場合、その後、もう一方を発症するリスクが高まります。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安症群には、社交不安症やパニック症、全般不安症など恐怖や不安に関連する疾病が含まれます。
解説不安症/不安障害には、以下のようなさまざまな病気が含まれます。
共通する点としては、過剰な恐怖や不安に関連して行動が妨げられ、社会生活に支障が出やすいことです。
DSM-5という診断基準では、- 分離不安症/分離不安障害
- 選択性緘黙、限局性恐怖症
- 社交不安症/社交不安障害
- パニック症/パニック障害
- 広場恐怖症
- 全般不安症/全般性不安障害
- 物質・医薬品誘発性不安症/物質・医薬品誘発性不安症
- 他の医学的疾患による不安症/他の医学的疾患による不安障害
などが含まれます。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
- A.
不安に同調しすぎたり、不安を避ける行動を促したりしないほうがよいと言われています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る家族に不安症/不安障害の人がいる場合、どのような接し方をするのがよいかといういくつかの研究があります。
青少年を対象とした研究という限界はありますが、家族への介入が効果的であるという報告があります。
その理由として、子どもは両親の不安に基づく行動をまねすることがあり、子どもの不安が高まると親の不安も高まるというように、スパイラルになるからであるという説があります。
また、親が子どもの不安を強める言動をする、例えば不安に同調しすぎたり、不安を避ける行動を促したりすることも、長い目でみると不安症/不安障害の改善のためには逆効果であると言われています。
患者さんの同意があれば、診察に同行し、主治医から家族に対するアドバイスをもらうことが役に立つこともあります。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安の訴えを肯定しすぎたり、否定しすぎたり、不安な状況を避けるようなアドバイスはしないほうがよいと言われています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るはい、不安症/不安障害の人に言ってはいけない言葉はあると言われています。
例えば「世界にはあなたが心配しているようなことがたくさんある」というような不安を支持するような発言です。
また、不安な状況を避けるように促すこともしないほうがいいとされています。
これらは、一時的に苦痛をやわらげるかもしれませんが、長期的には不安やそれに伴う症状による生活への支障が増えるとされています。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安症/不安障害は再発することがあります。うつ病など精神疾患があると再発しやすいため、他の病気の治療にも取り組みましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害は、一度症状が出なくなった(寛解した)あとも、再発することがあります。
再発する割合については、さまざまな研究がありますが、ある研究では、- 1年後に2.1%
- 5年後に6.6%
- 10年後に10.6%
- 20年後に16.2%
という報告があります。
どのような人が再発しやすいかについては、親がメンタル不調を抱えていたり、神経質傾向があったり、うつ病と診断されていたりすることが、再発のリスクを高めるという報告があります。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安症/不安障害を克服したり改善したりすることはできると言われています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害を克服したり改善したりすることはできると言われています。そのためには、標準的な治療を受けることが重要です。
薬物療法としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)や、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)の内服、心理療法としては認知行動療法(物事の捉え方や行動を変化させる練習)の有効性が示されています。
多くの人が治療やサポートによって改善していますので、まずは精神科を受診してみましょう。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
女性のほうが男性よりなりやすく、うつ病などの他の精神疾患を抱えているとなりやすいと言われています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安障害になりやすい人は、女性や他の精神疾患を持つ人です。ただ、不安症/不安障害は、世界中で一般的な病気であり、誰もがなる可能性のある病気です。
社会経済の発展した、都市化の進んだ地域に多いという報告がありますが、発展した都市のほうがメンタルヘルスのサービスにつながりやすいという背景が影響しているかもしれず、一概には言えません。
発症に関しては、10〜14歳と35〜39歳に2つのピークがあり、65歳を過ぎると新しく発症する人は減少する一方で、高齢者の有病率は高いです。アルコールの摂取と関連するという説もあります。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安症/不安障害は、治らない病気ではなく、適切な治療により回復・寛解する病気です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害は、適切な治療により回復する病気です。”治る”という言葉よりも”寛解する”と言われることが多いでしょう。
不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)や、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)、認知行動療法(物事の捉え方や行動を変化させる練習)が推奨されています。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
主治医と相談しましょう。布団から出て眠気が来るのを待つ、睡眠薬や抗不安薬の頓服を飲む、という方法があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害で眠れないときの対処法について、普段から主治医と相談しておきましょう。
不安症/不安障害では、睡眠障害(寝付くのが難しい、長い時間続けて眠るのが難しい、熟眠感がない)を伴うことがあります。
主治医と相談をして、睡眠薬の処方などをしてもらっておくという方法があります。
また、睡眠衛生上は、眠れないまま寝床にいるよりも、布団から一度出るほうがよいと言われています。
不安の症状が強いと、眠りを妨げる原因になりますので、不安症/不安障害自体の適切な治療を受けることも重要です。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安症/不安障害の症状として、ソワソワして気持ちが落ち着かなくなることはあります。
解説ソワソワして気持ちが落ち着かない場合、不安症/不安障害である可能性があります。
特に、特定の対象や状況への恐怖や不安にともなってソワソワして気持ちが落ち着かない場合や、仕事や学業などのいろいろな出来事または活動について過剰に不安になったり、心配になったりする場合は、不安症/不安障害と診断される確率が上がるでしょう。
一方で、ソワソワして気持ちが落ち着かないという症状は、他の病気でもみられますし、向精神薬の副作用で起こることもありますので、早めに医療機関を受診しましょう。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
- A.
不安や心臓がドキドキすることを止めようとするのではなく、受け入れようとしてみましょう。
解説不安症/不安障害で心臓がドキドキするときは、自律神経系への刺激により、脈が速くなっていることがあります。
主治医やカウンセラーと相談して決めている対処法があれば、試してみましょう。
実際にはそれほど脈が速くなっていないにもかかわらず「心臓がドキドキする感じがする」場合には、ご自身で脈を測って、脈拍数を数えているうちに、気持ちも落ち着いてくることがあります。
不安や心臓がドキドキすることを止めようとするのではなく、受け入れようとするほうが、役に立つかもしれません。
不安症/不安障害が理由ではなく、循環器疾患や内分泌疾患で心臓がドキドキすることもありますので、実際に測定した脈が速いことが続く場合、時間が長い場合、脈が不整になることもある場合などは、医療機関で相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るP.M. Kasi, et al. ISRN Psychiatry. 2012, 2012, 128672.
Sadock BJ, Sadock VA, Ruiz P, 井上令一, 四宮 滋子, 田宮 聡.カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5 診断基準の臨床への展開 第 3 版. メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016. - A.
不安を引き起こす対象を避けることにより、行動が制限されたり、社会生活に支障が出たりすることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害が悪化すると、患者さんご本人の苦痛が強くなるだけでなく、社会的、学業的、職業的、または、ほかの重要なことに支障が出ることがあります。
例えば、不安に取りつかれて特定の場所を避けたり、外出できなくなったりすることで、学校や会社に行けなくなる方もいらっしゃいます。
不安だけでなく、気分が落ち込む、疲れやすい、集中が難しい、イライラしやすい、うまく睡眠がとれないなどの困りごとを伴う場合もあります。自殺のリスクも高いとされています。
心理社会的には、家族との仲が悪くなったり、仕事を失うことによる経済的困窮やアルコールなどの乱用につながったりすることもあり、悪化しないうちに適切な治療を受けることが重要です。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安により手が震えることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので受診をしましょう。
解説不安症/不安障害の症状に、手の震えはあります。そもそも、手の震えで困っている方はたくさんいらっしゃって、年齢が上がるとともに、手の震えを自覚される方が増える傾向にあります。
手の震えのひとつの原因として、不安症/不安障害もあります。また、不安症/不安障害と診断されていない場合でも、手の震えを自覚される方に不安の尺度で調査をすると、不安の症状を抱えている割合が多かったという研究もあります。
ただ、手の震えは不安症/不安障害以外の疾患、例えば神経疾患や内分泌疾患でも現れることがありますので、医療機関への受診をおすすめします。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るE.D. Louis. Parkinsonism Relat Disord. 2016, 22 Suppl 1(0 1), S115-8.
M-K Pan, et al. J Neurol Sci. 2022,435,120198. - A.
適切な治療により、症状が軽くなったり、ほとんど症状が出なくなったりすることはあり、寛解と呼ばれます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害は、適切な治療により改善しますが、”完治”よりも”寛解”のほうが適切な表現かもしれません。
完全に治ったようにみえても、状況の変化やストレスなどにより再発することはありえます。
特に、うつ病の合併や神経症傾向のある人で再発しやすいというデータがあります。
治療の効果がみられ、いったん症状が落ち着いたあとも、しばらくは治療を続けるほうがよいとも言われています。
薬物療法を続けることに抵抗がある場合は、認知行動療法を試してみてもよいでしょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安で頭痛が起こることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので受診をしましょう。
解説不安症/不安障害の症状に頭痛はあります。筋肉系への自律神経系の影響により緊張型頭痛が起こることもありますし、不安症/不安障害と片頭痛が関連があるという研究もあります。
不安症/不安障害、あるいは頭痛の治療により、症状がやわらいだり、コントロールできたり、頭痛の症状に対処できるという自信がついたりしますので、不安の症状に対しては精神科・心療内科、頭痛に対しては、脳神経外科・内科・頭痛外来などを受診し、医師に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るL. Karimi, et al. Front Neurol. 2021, 11, 613372.
Sadock BJ, Sadock VA, Ruiz P, 井上令一, 四宮 滋子, 田宮 聡.カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5 診断基準の臨床への展開 第 3 版. メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016. - A.
すぐ治すのは難しいかもしれませんので、腰を据えて治療に取り組みましょう。不安をすぐにやわらげるような薬やアルコールへの依存は危険です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)が推奨されていますが、これらの薬は飲めばすぐに効果が現れるものではありません。
通常、数週間飲み続けることで少しずつ効果が感じられます。
不安症/不安障害のさまざまな症状に対して、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬が用いられることがあり、比較的すぐに効果を感じられる方もいらっしゃいますが、依存性などの副作用を考慮すると、長期にわたり常用する薬ではありません。
不安症/不安障害をすぐに治そうという期待はいったん置いておいて、”急がば回れ”の気持ちで、薬物治療やカウンセリングに取り組む、規則正しい生活や睡眠をしっかりとるなどの生活習慣に気をつけ、腰を据えて治療に取り組みましょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安により吐き気や気持ち悪さが起こることはありますが、他の病気が隠れている可能性があるので受診をしましょう。
解説不安症/不安障害の症状に、吐き気や気持ち悪さははあります。
DSM-5のパニック症/パニック障害の診断基準には、”嘔気または腹部の不快感”という項目がありますし、不安症では自律神経系の刺激により、胃腸系に症状が現れることはよくあることと言われています。
ただ、吐き気や気持ち悪さを感じるとき、胃腸炎など消化器系の疾患や、そのほかの身体疾患が原因である場合も多いですので、続くようであれば病院を受診しましょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
- A.
安心できるものや人に頼る、話を聞いてもらう、などが効果的なことがあります。普段から複数の対処法を用意しておきましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安が強く押しつぶされそうなとき、主治医やカウンセラーと相談して決めている対処法があれば、試してみましょう。
例えば、静かで落ち着ける場所に行く、深呼吸をする、頓服を飲む、などが役立つことがあります。
また、誰かと一緒にいたり、話を聞いてもらったりすると楽になる場合は、知り合いや家族、もしくは相談窓口の利用などをしてみましょう。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬、アルコールなどの物質に頼ることは、一時的に効果はあるかもしれませんが、依存性のデメリットのほうが大きいですので、できるだけ避けましょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
安心できるものや人に頼る、話を聞いてもらう、などが効果的なことがあります。ざわつきをなくそうとせず、受け入れようとすることが役に立つこともあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害で胸がざわつくとき、主治医やカウンセラーと相談して決めている対処法があれば、試してみましょう。
例えば、静かで落ち着ける場所に行く、深呼吸をする、頓服を飲む、などが役立つことがあります。
不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)ですが、これらの薬は飲めばすぐに効果が出るというものではありません。
胸のざわつきが出現しにくくなるように、普段から治療を受けておきましょう。
また、認知行動療法も効果がありますので、カウンセリングを受けて、胸のざわつきが募って消えないときの対処法について、あらかじめ相談しておけるとよいでしょう。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬、アルコールなどの物質に頼ることは、一時的に効果はあるかもしれませんが、依存性のデメリットのほうが大きいですので、できるだけ避けましょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
安心できるものや人に頼る、話を聞いてもらうなどが効果的なことがあります。不安感をなくそうとせず、受け入れようとすることが役に立つこともあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安感が募って消えないときは、主治医やカウンセラーと相談して決めている対処法があれば、試してみましょう。
例えば、静かで落ち着ける場所に行く、深呼吸をする、頓服を飲むなどが役立つことがあります。
不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)ですが、これらの薬は飲めばすぐに効果が出るというものではありません。
不安感が出現しにくくなるように、普段から治療を受けておきましょう。
また、認知行動療法も効果がありますので、カウンセリングを受けて、不安感が募って消えないときの対処法について、あらかじめ相談しておけるとよいでしょう。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬、アルコールなどの物質に頼ることは、一時的に効果はあるかもしれませんが、依存性のデメリットのほうが大きいですので、できるだけ避けましょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
パニック症/パニック障害は、不安症群/不安障害群のひとつです。
解説パニック症/パニック障害は、不安症群/不安障害群のひとつです。
特にパニック症/パニック障害では、繰り返される予期しないパニック発作が特徴であり、突然、激しい恐怖または強烈な不快感の高まりが起こり、を伴います。
治療方針については、他の不安症/不安障害でも使われる、抗うつ薬や抗不安薬で治療されることが多いでしょう。カウンセリングも有効なことがあります。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
- A.
不安症/不安障害や強迫症/強迫性障害は診断基準のある精神障害ですが、HSPは診断基準上は精神障害には含まれていません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るHighly Sensitive Person(HSP)とは、感覚処理の感受性が高いことを指す概念であり、敏感さから生きづらさを感じることが多いとされていますが、疾患や障害の類ではないとされています。
不安症/不安障害や強迫症/強迫性障害は、診断基準のある疾患/障害ですが、診断基準については定期的に見直しがされていますので、現在使われているものが恒久的に正しいとは限りません。
また、不安症/不安障害や強迫症/強迫性障害と診断されている方のなかで、HSPの特性もあると認識されている場合もあるでしょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安障害の治療薬は、オンラインで購入することはできません。ただ、電子処方箋やオンライン服薬指導の利用により、配送してもらえることもあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)が推奨されています。
これらの薬は、通販などのオンラインでは販売されていません。もし販売しているサイトがあれば、違法である可能性が高いですので、注意しましょう。
また、薬局で売っている漢方薬やサプリメントに効果を感じることもあるかもしれませんが、科学的に証明されているわけではありません。
不安症/不安障害の治療薬は、医療機関で医師の診察を受けたうえで処方してもらう必要があります。
オンライン診療、電子処方箋やオンライン服薬指導の利用により、オンラインで薬を手に入れることが可能である場合もあります。 - A.
不安を過度に感じやすい性格・環境のストレスなどが原因と考えられています。不安障害には、パニック障害・全般性不安障害・強迫性障害などの病気が含まれます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安障害(不安症)には、
- パニック症
- 広場恐怖症
- 限局性恐怖症
- 社交不安症
- 全般不安症
があります。
症状が現れる原因としては、- 自律神経の緊張が強いこと
- ノルエピネフリン、セロトニン、γアミノ酪酸という神経伝達物質の調整の不安定さ
などが関係しているとされています。また、トラウマや生活上のストレスがきっかけになることもあります。さらに、アルコールやカフェイン、向精神薬の影響や離脱により不安の症状が引き起こされることもあります。内分泌疾患のような身体の病気が隠れていることもあります。
不安の症状だからメンタルの病気と決めつけず、身体科の診察を受けたり、原因となっている物事を取り除いたりすることも重要です。 - A.
不安症/不安障害の治療期間としては、8週間程度は効果がみられなくても続けるほうがよいでしょう。
解説不安症/不安障害の治療期間は、個人差がありますし、症状の重さや治療の内容によって異なります。
不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)や、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)が推奨されています。
この場合、少なくとも数週間の薬物療法を行い、効果を測定しながら、薬を増量したり変更したりします。期間が短かったり、薬の量が少なかったりすると、効果があるかどうかが判断しにくくなることがあります。
認知行動療法(物事の捉え方や行動を変化させる練習)やマインドフルネス(瞑想などによる注意の練習)などの心理療法でも、8週間以上のプログラムが多いです。
プログラムに出席するだけでなく、宿題を含めて、積極的に取り組むことが重要です。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るB. Bandelow, et al. World J Biol Psychiatry. 2023, 24(2), 79-117.
H. Fagan, et al. Expert Rev Neurother. 2023, 23(6), 535-548.
H.R. Winter, et al. J Anxiety Disord. 2023,100,102787. - A.
適切な治療により、不安症/不安障害の症状が軽くなったり、生活への支障が少なくなったりすることはあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害の患者さんが治ったきっかけはさまざまですが、適切な治療を受けることがひとつの方法です。
薬の治療や心理療法(認知行動療法)を受けることが、よくなるきっかけになることがあります。”治る”というよりは”寛解”という表現のほうが適切かもしれません。
不安症/不安障害と診断されたあとでも、適切な治療により、症状で困らなくなる、症状が出にくくなる状態になることはあります。
不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)や、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)など脳の働きを調整する薬や、認知行動療法(物事の捉え方や行動を変化させる練習)が推奨されています。
治療や不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安障害を自力で治すことは難しく、多くのケースが病院での治療をきっかけに症状が改善されています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安障害(不安症)の治療は、心療内科や精神科で行うことが望ましいです。その一方で、
- 十分な睡眠をとる
- 規則正しい生活を送る
- アルコールやタバコなどの嗜好品を減らす
- ストレスをためすぎないようにする
- リラクゼーション法を試す
など、生活習慣の工夫や自分でできる行動の変化を起こすことで、不安障害(不安症)の症状がやわらぐことはありえます。
ご自身で生活に気をつける努力をしても、症状がつらい場合は、医療機関で相談しましょう。 - A.
薬物療法と認知行動療法を組み合わせて治療します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安障害(不安症)の治療としては、薬物療法と(認知)行動療法があります。
薬物療法
選択的セロトニン再取り込み阻害薬などの抗うつ薬の内服により、不安症状が起こりにくくなることが期待できます。効果が出るまでに時間がかかることがありますので、不安症状が出た時にやわらげるための抗不安薬などにより対症療法を行うこともあります。
(認知)行動療法
リラクゼーションや呼吸法などを身につけることで、不安への対処が上手になります。
パニック症に対しては、パニック発作が起きたとしても生命には関わらないことなど、不安についての知識をつけることが治療的になりえます。
恐怖症に対しては、恐怖の対象に少しずつ曝露(ばくろ:何らかの物質にさらされる・接触すること)を繰り返し、慣れていくという治療が効果的であると言われています。 - A.
病気でなくても理由があれば不安を感じることはあります。ただ、不安感で苦痛が強い場合や生活に支障が出ている場合は、受診をおすすめします。
解説不安を引き起こす物事に遭遇したときに、不安感があるのは、正常な反応です。不安は危険を知らせてくれ、人が脅威に対処するための策を講じられるようにしてくれます。
ただ、実際の危険性や社会文化的状況に釣り合わない不安感に急に襲われる場合、回数が多い場合、一定の状況を避けるなど、社会生活に支障が生じている場合は、不安症/不安障害の診断がつく可能性があります。
精神科を受診をして診断を受け、治療を受けるほうが楽に過ごせるようになるかもしれません。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
- A.
DSM-5などの診断基準はありますが、自分で診断せずに医療機関で相談することが重要です。
解説DSM-5という診断基準では、不安症群/不安障害群のなかに、社交不安症/社交不安障害、パニック症/パニック障害、全般不安症/全般性不安障害などを含み、それぞれ診断基準が設定されています。
共通する要素としては、- 過剰な心配
- 特定のものへの恐怖や不安
- 恐怖や不安を引き起こすものを回避する行動
- 社会活動などに支障が出ていること
- 動悸などの身体症状
です。
ただ、それぞれの疾患を診断するためには、医師の診察を受ける必要があります。診断基準にある症状があったからといって、必ず不安症/不安障害の診断がつくわけではありませんので、精神科・心療内科を受診しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るAmerican Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders,. 南江堂. 2013
- A.
効果が現れるまでに時間がかかるタイプの薬もありますので、主治医の指示に従って飲み続けましょう。それでも効かないときは、まずは主治医に相談しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害や強迫症/強迫性障害の標準的な治療に用いられる抗うつ薬(SSRI)は、内服してすぐに効果が現れるものではなく、週単位での治療が必要になります。
まずは主治医の指示に従って内服を続けましょう。一定期間内服を続けても効かない場合は、薬の種類や量が合っていないかもしれませんので、その場合もまずは主治医に相談しましょう。効果を増強するための薬物療法の追加が行われることもあります。
また、薬物療法と並行して、認知行動療法に取り組むのもよいでしょう。
睡眠不足やストレスフルな生活は、治療を妨げることもありますので、規則正しい生活と十分な睡眠、ストレスへの対処を行うことも重要です。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。 - A.
不安症の標準的な治療である抗うつ薬が第一選択です。抗不安薬やβ遮断薬が用いられることもありますが、効果はまだ研究途上です。
解説不安症/不安障害の動悸の症状には、不安症/不安障害の標準的な治療に用いられる抗うつ薬が使われることがあります。
ただ、内服してすぐに効果が現れるものではなく、週単位での治療が必要になります。
また、症状を抑えるための対症療法として、ベンゾジアゼピン系抗不安薬が処方されることもあり、即効性がある場合もありますが、依存性や副作用の懸念がありますので、常用しないほうが望ましいでしょう。
そのほか、β遮断薬と呼ばれる、循環器系に作用するお薬が使われることもありますが、効果についてはまだ研究途上です。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るB. Bandelow, et al. World J Biol Psychiatry. 2023, 24(2), 79-117.
C Archer, et al. J Affect Disord. 2025,368,90-99. - A.
不安障害の場合、オンラインで診察を受け、処方箋を発行してもらえることもあります。ただ、症状や検査の必要性によっては対面診療に切り替えることが必要です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る不安症/不安障害とは、過剰な恐怖や不安に関連して行動が妨げられるなどの特徴を持ち、社交不安症/社交不安障害やパニック症/パニック障害、全般不安症/全般性不安障害などを含む疾患群です。
受診する場合は、メンタルクリニックと呼ばれる、精神科や心療内科になることが多いでしょう。軽度の場合はかかりつけ医(家庭医)の先生に相談されることもあります。
メンタルクリニックのオンライン診療が普及してきていますので、通院するのがつらい場合には、ご自宅などでオンライン診療を受けることが可能です。
ただ、不安症/不安障害の診断には、他の疾患の除外のための身体診察や検査が必要である場合もあり、医師の判断により対面での診察が必要になる場合もあります。
また、オンラインクリニックで専門医などの資格を持たない医師が診察していることがあります。ホームページなどで、専門医や精神保健指定医の資格を持っている医師かどうかを確認できると安心でしょう。
かかりつけの精神科・心療内科で、すでに診断がついている場合には、オンラインなどで待たずに診察を受けられることもあります。かかりつけ医に相談しましょう。 - A.
過度な不安や心配により日常生活に支障がある場合には、精神科や心療内科を受診しましょう。
解説不安障害(不安症)が心配な方は、
- 身体の症状がある場合は心療内科
- 睡眠障害などのメンタル不調を伴う場合は精神科
を受診しましょう。
また、不安障害(不安症)と診断される前で、をそれぞれ受診し、身体の病気からくる症状ではないことを確認してもらうことも重要です。
症状のせいで、日常生活や学業や仕事などの社会生活に影響が出ている場合、症状が耐えられないほどひどい場合、どんどん症状が悪化する場合は、早めに病院を受診しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る神庭重信(九州大学). DSM-5を読み解く 1. 中山書店. 2014
井上令一ほか. カプラン臨床精神医学テキスト 第3版- DSM-5診断基準の臨床への展開 -. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016
不穏な感じがするという症状はどんな病気に関連しますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科