強迫性障害
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/07/18
あなたの症状と強迫性障害の関連をAIでチェックする
強迫性障害について「ユビー」でわかること
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強迫性障害とはどんな病気ですか?
ささいなことと自覚していながらも、頭から離れない状態です。「出かける際に鍵をかけたか心配で、何度も確認する」「手の汚れが気になって、何度も洗ってしまう」ような事例がわかりやすいでしょう。
強迫性障害の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
強迫性障害への対処法は?
まずは心療内科もしくは精神科を受診します。行動認知療法で改善できない場合には、薬を使うこともあります。
強迫性障害の専門医がいる近くの病院はありますか?
強迫性障害の専門医がいる病院を見る強迫性障害のQ&A
- A.
専門家に相談しつつ、掃除のルールを決めて徐々に時間を減らす練習などが有効でしょう。
解説掃除ばかりしてしまうのは、強迫性障害の代表的な症状のひとつである「不潔恐怖」の可能性があります。
これは、汚れや細菌などに汚染されることへの強い不安(強迫観念)があり、その不安を打ち消すために、過剰な掃除や手洗いなどの行為(強迫行為)を繰り返してしまう状態です。
「きれいになった」と安心できず、やめたいと思ってもやめられないのが特徴です。
最も効果的な対処法は、精神科医や臨床心理士などの専門家による治療を受けることです。
例えば「曝露反応妨害法」という認知行動療法などが有効です。
これは、あえて少し汚れていると感じる状況に身を置き(曝露)、そこで掃除をしたい強い衝動が起きても、ぐっと我慢して掃除をしない(反応妨害)練習を繰り返します。
最初はとても不安ですが、続けるうちに「掃除をしなくても大丈夫だ」と脳が学習し、不安や掃除への衝動が減っていきます。
治療と並行して、自分でできる工夫としては、- 掃除の時間や回数、範囲に具体的なルール(上限)を決めて守る練習をする
- タイマーを使って時間を区切る
- 「完璧」ではなく「ほどほど」で終えることを意識する
- 掃除以外の好きなことやリラックスできる活動に時間を使う
などがあります。
ひとりで抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、少しずつ取り組んでいくことが大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高橋 三郎ほか. DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル. 医学書院. 2014
強迫性障害|こころの情報サイト.https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=MiyHEH6ZUZDxDeYX(参照 2025-04-18) - A.
専門家の治療を受けつつ、むしる代わりの行動を見つけ、ストレスを減らす工夫などが有効だと考えられます。
解説強迫性障害の症状として、あるいは関連する皮膚むしり症のひとつとして、指の皮をむしる行為がみられることがあります。
これは、不安や緊張、退屈などを感じたときに、それを和らげるために無意識的あるいは意図的に行ってしまうことが多いです。
止めるためには、まず精神科医や臨床心理士などの専門家に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
例えば、「習慣逆転法(HRT)」では、- ①自分がいつ、どのような状況で皮をむしっているかに気づく練習(自己モニタリング)
- ②むしりたくなったら、代わりに手を強く握る、指を揉むなど、むしる行為と両立しない別の行動(拮抗反応)をとる練習
- ③むしるきっかけになる状況を避けたり、手袋をしたりする工夫(刺激コントロール)
などを組み合わせて行います。
また、指先を使う他の健全な行動(ストレスボールを握る、編み物、お絵描きなど)を見つけて、むしりたい衝動をそらすことも助けになります。
指に絆創膏を貼ったり、保湿クリームを塗って皮膚の状態をよくしたりすることも、むしるきっかけを減らすのに役立ちます。
さらに、皮むしりはストレスや不安と関連が深いため、深呼吸や軽い運動、趣味の時間などでリラックスする方法を見つけることも大切です。
ひとりで悩まず、専門家のサポートを受けながら取り組んでいきましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高橋 三郎ほか. DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル. 医学書院. 2014
強迫性障害|こころの情報サイト.https://kokoro.ncnp.go.jp/disease.php?@uid=MiyHEH6ZUZDxDeYX(参照 2025-04-18) - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説強迫症/強迫性障害は、頭から離れない考え(強迫観念)や、繰り返しの行動(強迫行為)がどちらかひとつでもあれば診断されます。
そのため、以下のような症状が該当するかどうかによってセルフチェックも可能です。強迫観念
「これはおかしい」「考えないようにしよう」と思っても、どうしても気になってしまい、心がそのことでいっぱいになる。
例えば、身体の汚れについての心配、何か怖いことが起こるのではないかという恐れ、正確さに対する欲求などです。強迫行為
「手が汚れている気がして、何度も手を洗ってしまう」や、「鍵を閉め忘れたのではと確認のために何度も家に戻る」といった行動をしてしまう。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、強迫性障害かどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る井上令一ほか. カプラン臨床精神医学テキスト 第3版- DSM-5診断基準の臨床への展開 -. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2016
American Psychiatric Association. Diagnostic & Statistical Manual of Mental Disorders, 5th ed.(DSM-5), Paperback. 2013, AM PSYCHIATRIC ASSOCIATION PUB. - A.
初期症状として、日常生活の中で不安やこだわりが強くなり、何度確認しても安心できなくなったりします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る強迫症/強迫性障害の初期症状として、「ドアに鍵をかけたかな?」「ガスの火を消したかな?」と何度も不安になり確認を繰り返したり、ラッキーナンバーや縁起に強くこだわることがあります。
こうした不安やこだわりが度を超え、何度確認しても安心できなかったり、特定の数字へのこだわりが生活に支障をきたす場合、強迫症/強迫性障害の可能性があります。
さらに、「手が危険なウイルスで汚染されている」という強迫観念から、いつまでも手を洗い続けたり、肌荒れするほどアルコール消毒を繰り返したりすることもあります。
これらの行動が無意味で過剰だとわかっていても止められず、苦痛を感じている場合は、治療が必要であると言われています。 - A.
強迫性障害は、強迫観念、あるいは強迫行為といった強迫症状がみられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る強迫症/強迫性障害の特徴的な症状は、強迫観念と強迫行為の2つです。
強迫観念とは、自分の意志とは関係なく、何度も頭の中に浮かんできてしまう考えやイメージのことです。
「これはおかしい」「考えないようにしよう」と思っても、どうしても気になってしまい、心がそのことでいっぱいになります。たいていの人において、それは強い不安や苦痛の原因となります。
強迫行為は、繰り返しの行動(確認する、順番に並べる)や、心の中での作業(数える、声を出さずに言葉を繰り返す)です。
例えば、「手が汚れている気がして、何度も手を洗ってしまう」や、「災いを避けるために何度も同じお祈りを心の中で唱える」といった行動がこれにあたります。
その行動は、不安または苦痛を避けるか緩和する、または何か恐ろしい出来事や状況を避けることを目的としていますが、明らかに過剰なことが多いです。
強迫性障害について、医師からのよくある質問
- わかってはいるがどうしてもやめられない行動がありますか?
- 戸締まりやガス栓などを何度も確認してしまいますか?
- 日常的に不安な感じがありますか?
- 普段は気にならない些細な事に敏感な状態ですか?
- 不安や心配が治まらず、とめどなく出てきますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科