体が熱い
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2024/10/24
「体が熱い」がどの病気に関連するかAIでチェックする
体が熱いという症状について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
「体が熱い」はどんな症状ですか?
体が熱いとは
「体が熱い」に関連する症状はありますか?
「体が熱い」のQ&A
- A.
はい。寒気がおさまり、多量の汗をかくことです。
解説大人の熱が上がりきったサインは、寒気がおさまり、多量の汗をかくことです。
熱が上がっている最中は、寒気を感じ体が震えます。さらに、手足の血管が収縮するため、体幹部に比べて手足が冷たく、色が青白くなります。
熱が上がりきると、震えや寒気がおさまり、多量の汗をかきます。また、血管が拡張されるため、手足の冷えがおさまり、色は赤みを帯びるようになります。
多量の汗を書くかくことで脱水症状になる可能性があるため、こまめな水分摂取を心がけるようにしましょう。
また、熱が上がりきるまでは、体調を一層悪化させる恐れがあるため、お風呂に入るなどの行為は避けるようにしましょう。
熱が上がりきったからといって、すぐに通常の活動に戻るのは避けましょう。体力の回復には時間がかかります。
熱が上がりきった後も高熱が続く場合や、他の症状(激しい頭痛、呼吸困難、意識障害など)が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
これらの兆候には個人差があるため、すべての人に当てはまるわけではありません。自身の体調の変化をよく観察し、必要に応じて医師に相談することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る福井 次矢,黒川 清. ハリソン内科学第5版. メディカル・サイエンス・インターナショナル. 2017
clevelandclinic.“5 Methods to Safely Break a Fever”.clevelandclinic.https://health.clevelandclinic.org/breaking-a-fever,(参照 2024-09-11). - A.
一般的には37.5℃以上を発熱、38℃以上を高熱と定義しますが、微熱の定義ははっきりしていません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一般的には37.5℃以上を発熱、38℃以上を高熱と定義しますが、微熱の定義ははっきりしていません。また、個人によって基礎体温(安静状態にある時の体温)が異なるため、普段の体温との違いや自覚症状の有無も、異常な発熱かどうかの判断材料になります。
- A.
症状検索エンジン「ユビー」でも質問に答えるだけでセルフチェックができます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一般的には、体温計を使って体温が37.5°C以上であれば発熱とみなされます。ただし、体温は一日の中で変動するため、計測したタイミングでは37.5℃以下であっても発熱している可能性もあります。受診の目安は「発熱がある場合、何科を受診したらよいですか? また、病院を受診する目安はありますか?」をご参照ください。
症状のチェックや医療機関の検索に、症状検索エンジン「ユビー」もご利用いただけます。気になる病気や症状がありましたら、ぜひご利用ください。 - A.
正常な変化の範囲を超えて体温が上昇している状態のことです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発熱とは、体の中で起こった異常によって、正常な変化の範囲を超えて体温が上昇してしまう症状のことです。何らかの病気などのサインであることが多いです。主に炎症反応(体内の異物や自分自身の死んだ細胞を体外に排除しようとする反応)によって引き起こされます。
体温が何℃を超えたら発熱とみなすかについては、こちらをご参照ください。 - A.
発熱が長引く場合には、風邪ではなく他に原因がある可能性もあるため、一度受診をおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発熱の原因として頻度が高いのは、ウイルスや細菌への感染です。
軽い風邪であれば数日安静にしていれば良くなると考えられますが、発熱が長引いている場合には注意が必要です。発熱が長引く場合には、風邪ではなく他に原因がある可能性もあります。
感染以外に考えられる発熱の原因として、などが考えられます。
他に気になる症状があったり、数日安静にしていても治らない場合には、一度、医療機関を受診することをおすすめします。 - A.
感染症の拡大を予防するために設置されている、発熱症状のある方専用の外来です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る新型コロナウイルス感染症の流行に伴って、感染症の拡大を予防するために設置されている、発熱症状の見られる方専用の外来です。発熱や呼吸器の症状を持つ方が一般の外来や救急外来に来ることで、他の患者さんや病院のスタッフに感染を広げてしまうリスクを減少させるために設けられています。
- A.
耳鼻科や内科、小児科のうち、「外来対応医療機関」となっている病院を受診しましょう。症状が長引く時や、強いだるさや息苦しさを伴う時は受診をおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る受診すべき診療科
大人であれば耳鼻科や内科、子供であれば小児科を受診しましょう。発熱の状況によっては、診察時間を分けて発熱外来などでのみ対応している病院もあるため、受診先の病院に電話などであらかじめ確認するようにしましょう。
受診の目安
特に以下の症状がある場合には、危険な病気の可能性があるため受診をおすすめします。
- A.
解熱剤を服用したり、額や脇の下を冷やしたりする方法があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る一般的に、市販の解熱剤を服用したり、額や脇の下を冷やしたりすることにより熱を下げることができます。
ただし、ウイルスや細菌が原因となっている発熱は身体の防御反応です。無理に体温を下げるよりも、安静にして身体を休めた方が結果的に早く回復する可能性があります。
また、発熱が長引く場合には、風邪ではなく他に原因があることも考えられます。
他に気になる症状があったり、数日安静にしていても治らない場合には、一度、医療機関を受診することをおすすめします。 - A.
飲酒や過度な運動、カフェインの摂取などは避けるようにしましょう。
解説大人で熱がある時に、飲酒や過度な運動などをすると、熱が長引いたり悪化したりする可能性があります。
具体的には以下のような行動は避けるようにしましょう。飲酒
アルコールは免疫機能を低下させるだけでなく、脱水を引き起こす可能性もあります。そのため、熱がある時や体調が悪い時は飲酒をしないようにしましょう。
過度な運動
過度な運動をすると、体力を消耗し免疫力が低下するため、症状が進行するおそれがあります。熱がある時はできるだけ安静にし、体力を回復するようにしましょう。
カフェインの摂取
カフェインには利尿作用があります。熱がある場合には多量の汗をかくため脱水症状になる可能性があります。カフェインによる利尿作用は脱水症状のリスクを増加させる恐れがあるため、熱がある時には摂取しないようにしましょう。
解熱剤などの薬剤の不適切な使用
熱がある時には解熱剤などの薬剤を使用する場合がありますが、その場合には医師の指示や同封されている添付文書を必ず確認して、適切に使用するようにしましょう。
このように、熱がある時には適切な行動を心がけることで、早期の回復を目指しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るclevelandclinic.“5 Methods to Safely Break a Fever”.clevelandclinic.https://health.clevelandclinic.org/breaking-a-fever,(参照 2024-09-11).
厚生労働省.“健康に配慮した飲酒に関するガイドライン”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf,(参照 2024-09-11). - A.
お風呂に入らないほうが良い場合とお風呂に入っても良い場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発熱している際には、お風呂に入らないほうが良い場合とお風呂に入っても良い場合があります。
一般的には、38℃以上の高熱が出ている場合や、悪寒がある場合にはお風呂に入らないようにしましょう。こういったときにお風呂に入ると、かえって症状を悪化させる可能性があります。特に、熱いお風呂に浸かったり、熱いシャワーを浴びると体温が上がり、脱水症状に陥るおそれもあります。
体調が改善していて悪寒がない場合や微熱の場合にはお風呂を入っても良いとされており、特に少し冷たく感じる程度の常温のお風呂に浸かったり、シャワーを浴びることで、熱を下げることができるとされています。
ただし、発熱の原因となっている病気によっては、入浴に関する注意事項が異なる場合があります。例えば、感染性の皮膚疾患がある場合や、手術後の発熱の場合などは、医師の指示に従う必要があります。
結論として、発熱時の入浴については、自身の体調をよく観察し、無理をせず、必要に応じて医師に相談することが重要です。体調が悪化した場合は、すぐに入浴を中止し、安静にしてください。 - A.
スープやビタミンCを多く含む野菜、果物を口にすると良いでしょう。
解説発熱している時にはチキンスープや野菜スープ、おかゆなどを食べると良いとされています。
熱がある場合は、多量の汗をかくため脱水状態になる恐れがあります。スープなどの液体ベースの食事を摂ることで水分も摂取することができ、脱水症状を防ぐことができます。
さらに、スープなどは喉の痛みなどの症状が合併している場合にも食べやすいという点でも優れています。また、ゼリーやアイスなども水分補給に役立ちます。
柑橘類、イチゴ、葉物野菜、ブロッコリー、ジャガイモなどもビタミンCが多く含まれているため、発熱している時に食べると良いとされています。ビタミンCには抗酸化作用があり、細胞へのダメージを軽減する働きや、体の組織の維持や修復を助ける働きもあります。
注意点としては以下が挙げられます。- 食欲がない場合は無理に食べる必要はありません。水分補給を優先しましょう。
- 脂っこい食べ物や刺激物は避けましょう。
- 少量ずつ、頻繁に摂取するのが良いでしょう。
個人の状態や原因疾患によって適切な食事は異なる場合があるため、重症の場合や症状が長引く場合は医師に相談してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るclevelandclinic.“February 2, 2023/Health Conditions/Cold, Flu & Respiratory Illnesses Fact or Fiction: Feed a Cold, Starve a Fever”.clevelandclinic.https://health.clevelandclinic.org/feed-a-cold-starve-a-fever,(参照 2024-09-11).
clevelandclinic.“Can Vitamin C Help You Fight a Cold?”.clevelandclinic.https://health.clevelandclinic.org/benefits-of-vitamin-c,(参照 2024-09-11). - A.
十分な休息、水分の摂取、身体の冷却、解熱剤の適切な使用などを意識すると良いでしょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る熱を下げるためには十分な休息、水分の摂取、身体の冷却、解熱剤の適切な使用などが必要となります。
休息をとる
十分な休息を取ることで、体力を回復し、免疫がうまく機能できるようにします。熱がある時には、無理をせず安静にすることが重要です。
水分を摂る
熱がある場合、熱を下げるために汗をかきます。これにより脱水症状になる可能性があります。水やスポーツドリンクなどをこまめに摂るようにしましょう。
体を冷やす
保冷剤やタオルなどを用いて、脇の下や首、額を冷やしたり、冷たいものを摂取したり、ぬるめのお風呂やシャワーを浴びるなどの方法で、体を冷やすことは、熱を下げるために効果的です。
ただし、悪寒がある場合に体を冷やすと、かえって症状が悪化する可能性があるため、これらの方法は避けるようにしましょう。解熱剤を使用する
医師の指示や同封されている添付文書を確認して、適切に使用するようにしましょう。特に小児や高齢者が使用する場合は医師の指示を仰ぐことが重要です。一般的に使用される解熱剤にはアセトアミノフェンやイブプロフェンなどがありますが、自己判断での長期使用は避け、症状が改善しない場合は医療機関を受診してください。
原因疾患の治療
発熱の原因となっている病気がある場合、その治療が最も重要です。感染症であれば適切な抗生物質や抗ウイルス薬の使用が必要な場合があります。
最後に、38℃以上の高熱が3日以上続く場合や、その他の重篤な症状(激しい頭痛、呼吸困難、意識障害など)がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。 - A.
ストレスが原因で体温調節機構に不調をきたし、発熱を感じる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るストレスが原因で発熱を感じる可能性はあります。何らかの原因により体温調節機構が不調をきたすと、通常より体温が高い状態になりますが、ストレスもその原因のひとつです(心因性発熱)。
風邪などが原因で発熱している場合、通常は高体温以外に咳や関節痛、のどの痛み、鼻水などの症状が出ます。
高体温以外に症状がなく、特定の状況で体温が上がる場合、心因性発熱の可能性が考えられます。特に、ストレスから解放された状況で体温が戻る場合には、その可能性が高くなります。 - A.
かぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、細菌性副鼻腔炎などの感染症が特に考えられます。
解説発熱と喉の痛みがある場合、主に感染症が原因であることが多いです。
具体的な病気としては以下のような病気が考えられます。かぜ
ライノウイルスなどのウイルスによって引き起こされます。発熱や喉の痛み以外に、鼻水や咳などの症状が現れます。通常、症状は軽度で数日から1週間程度で改善します。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスによって引き起こされます。38℃以上の高熱、喉の痛みに加え、頭痛、関節痛、全身倦怠感、鼻水、咳などの症状が現れます。症状はかぜよりも重く、迅速な治療が必要です。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によって引き起こされます。発熱、喉の痛みに加え、息苦しさ、倦怠感、頭痛、下痢、腹痛、味覚・嗅覚異常、関節痛、筋肉痛などのさまざまな症状が現れることがあります。検査と隔離が必要です。
細菌性副鼻腔炎
インフルエンザ菌や肺炎球菌などが原因となって引き起こされます。発熱や喉の痛みに加え、鼻水、鼻づまり、悪臭、頭や頬の痛みなどの症状が現れます。抗菌薬による治療が重要です。
溶連菌感染症
A群β溶血性連鎖球菌による感染症です。突然の高熱と激しい喉の痛みが特徴的で、抗生物質による治療が必要です。
発熱と喉の痛みがある場合、感染症が疑われるため、原因となる病原体を特定し、適切な治療を受けるためにも、すぐに専門の医療機関を受診するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る山本 舜悟 (編著). かぜ診療マニュアル第2版. 日本医事新報社. 2017
厚生労働省.“令和4年度インフルエンザQ&A”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2022.html,(参照 2024-09-11).
診療の手引き検討委員会.“新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/000936655.pdf,(参照 2024-09-11).
急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン作成委員会.“急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン”.UMIN PLAZAサービス.https://plaza.umin.ac.jp/jrs/pdf/guideline_demo.pdf,(参照 2024-09-11). - A.
感染症、自己免疫系の病気、がん、炎症性疾患、薬剤による発熱などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る大人で1週間熱が下がらない場合、感染症、自己免疫系の病気、がん、炎症性疾患、薬剤による発熱などが考えられます。
感染症
EBウイルスなどのウイルスによる感染症、結核などの細菌による感染症、マラリアなどの寄生虫による感染症などが原因として考えられます。インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの感染症が重症化した場合も1週間以上熱が下がらないことがあります。また、感染性心内膜炎、膿瘍、尿路感染症などの慢性または潜在性の感染症も長期の発熱の原因となることがあります。
自己免疫系の病気
自己免疫系の病気は、体外から侵入した異物を攻撃する仕組みである免疫機能が、誤って自分の体を攻撃することで起こる病気です。具体的な病気としては、関節リウマチ、スチル病などが考えられます。
がん
特定のがん、特に血液のがんであるリンパ腫は長期間持続する発熱を伴うことがあります。また、白血病、腎臓がん、肝臓がんなども発熱の原因となることがあります。これらの発熱は「腫瘍熱」と呼ばれることもあります。
炎症を引き起こす病気
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症を引き起こす病気では微熱が長期間持続することがあります。
薬剤による発熱(薬剤熱)
一部の薬剤は副作用として長期間の発熱を引き起こすことがあります。抗生物質、抗てんかん薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などが薬剤熱の原因となることがあります。
発熱をきたす病気にはさまざまなものがあり、発熱のみでは病気を特定することは難しいです。原因を特定し適切な治療を受けるためにも、発熱が1週間以上続く場合は専門の医療機関を受診するようにしましょう。特に、高齢者や免疫不全の患者さんでは、重篤な病気の可能性があるため、早めの受診が推奨されます。 - A.
感染症や自己免疫系の病気、血液の病気などが考えられます。
解説発熱と関節痛がある場合、感染症や自己免疫系の病気、血液の病気が疑われます。具体的には、以下のような病気が疑われます。
感染症
インフルエンザやデング熱などのウイルスによる感染症、ライム病や敗血症などの細菌による感染症などが原因として考えられます。クラミジア菌などの感染症によって免疫反応が過剰になり、それによって関節に炎症が起こる、反応性関節炎(ライター症候群)も発熱と関節痛を引き起こす可能性があります。
自己免疫系の病気
自己免疫系の病気は、体外から侵入した異物を攻撃する仕組みである免疫機能が、誤って自分の体を攻撃することで起こる病気です。具体的な病気としては、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどが原因として考えられます。
血液の病気
血液のがんである白血病では、発熱と関節痛が現れる可能性があります。
発熱と関節痛の症状だけで病気を特定することはできません。早めに原因を特定し適切な治療を受けるためにも、これらの症状がみられる場合には、専門の医療機関を受診するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本結核・非結核性抗酸菌症学会. Ⅱ.核結の診断. 結核. 2021, 96, p.98-103.
clevelandclinic.“Fever”.clevelandclinic.https://my.clevelandclinic.org/health/symptoms/10880-fever,(参照 2024-09-11).
熱帯病治療薬研究班.“寄生虫症薬物治療の手引き2020”.日本寄生虫学会.https://jsparasitol.org/wp-content/uploads/2022/01/tebiki_2020ver10.2.pdf,(参照 2024-09-11).
国立感染症研究所 獣医科学部.“ブルセラ症検査マニュアル”.国立感染症研究所.https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/brucellosis20211203.pdf,(参照 2024-09-11).
難病情報センター.“成人発症スチル病(指定難病54)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/282,(参照 2024-09-11).
難病情報センター.“家族性地中海熱(指定難病266)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4448#:~:text=%EF%BC%91%EF%BC%8E%E6%A6%82%E8%A6%81%E5%AE%B6%E6%97%8F%E6%80%A7%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B5%B7,%E7%96%BC%E7%97%9B%E3%82%92%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82,(参照 2024-09-11).
難病情報センター.“免疫系疾患分野|周期性発熱・アフタ性口内炎・咽頭炎・リンパ節炎症候群(PFAPA)(平成24年度)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/3243,(参照 2024-09-11). - A.
感染症、自己免疫系の病気、リンパ腫、薬剤熱などが考えられます。
解説熱が上がったり下がったりする場合、感染症、自己免疫系の病気、リンパ腫、薬剤熱などが原因として考えられます。それぞれについて以下で詳しく説明します。
感染症
特に、マラリア、ブルセラ症、結核などが原因となります。
マラリア
マラリアはマラリア原虫に寄生された蚊に噛まれることによって発症する病気です。種類によって、24〜72時間ごとに高熱を繰り返します。血液検査によって診断されます。
ブルセラ症
ブルセラ症は、一般的にはブルセラ症に感染した家畜の肉や乳を、加熱が不十分なまま摂取することで発症します。ブルセラ症の場合、午後から夕方にかけて発熱し、朝には解熱するという症状が数週間続きます。血液検査などによって診断されます。
結核
結核の場合、発熱に加え、咳、たんなどの症状が現れ、それが2週間以上続きます。症状は良くなったり悪くなったりします。胸部X線(レントゲン)検査やたんを調べる検査などによって診断されます。
自己免疫系の病気
特に、成人スティル病、家族性地中海熱、PFAPA症候群などが原因となります。
成人スティル病
成人スティル病は原因不明の病気です。一般的には1日に1,2回発熱するとされています。典型的には1日1回以上の高熱(39℃以上)を伴い、サーモンピンク色の発疹や関節痛などの症状も現れます。
家族性地中海熱
家族性地中海熱は遺伝子との関連が指摘されている病気です。4週間ごとに発熱する場合が多く、発熱は半日から3日間持続します。発熱に加えて、腹痛、胸痛、関節痛なども特徴的な症状です。
PFAPA症候群
PFAPA症候群は原因不明の病気です。主に幼少期に発症する病気で、発熱に加え、口内炎や首の腫れ、のどの炎症などの症状が現れます。これらの症状は3~8週間ごとに繰り返し出現し、3〜6日程度続きます。通常は4〜8年で治癒します。
リンパ腫
リンパ腫は血液がんの一種で、血液の中のリンパ球ががん化することで起こる病気です。数日間の発熱を繰り返すことがあります。
薬剤熱
副作用によって発熱を引き起こす薬剤があります。この薬剤を定期的に使用した場合、発熱を繰り返す可能性があります。薬剤熱は薬の投与後24時間以内に発症することが多く、薬の中止により通常24〜72時間以内に解熱します。
原因を特定するためには、詳しい問診や検査などが必要です。熱が上がったり下がったりする場合には専門の医療機関を受診するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本結核・非結核性抗酸菌症学会. Ⅱ.核結の診断. 結核. 2021, 96, p.98-103.
clevelandclinic.“Fever”.clevelandclinic.https://my.clevelandclinic.org/health/symptoms/10880-fever,(参照 2024-09-11).
熱帯病治療薬研究班.“寄生虫症薬物治療の手引き2020”.日本寄生虫学会.https://jsparasitol.org/wp-content/uploads/2022/01/tebiki_2020ver10.2.pdf,(参照 2024-09-11).
国立感染症研究所 獣医科学部.“ブルセラ症検査マニュアル”.国立感染症研究所.https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/brucellosis20211203.pdf,(参照 2024-09-11).
難病情報センター.“成人発症スチル病(指定難病54)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/282,(参照 2024-09-11).
難病情報センター.“家族性地中海熱(指定難病266)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/4448#:~:text=%EF%BC%91%EF%BC%8E%E6%A6%82%E8%A6%81%E5%AE%B6%E6%97%8F%E6%80%A7%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B5%B7,%E7%96%BC%E7%97%9B%E3%82%92%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82,(参照 2024-09-11).
難病情報センター.“免疫系疾患分野|周期性発熱・アフタ性口内炎・咽頭炎・リンパ節炎症候群(PFAPA)(平成24年度)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/3243,(参照 2024-09-11). - A.
一定間隔で周期的に発熱を繰り返す症状で、一部は「自己炎症性疾患」によって起こります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るある一定の間隔で発熱を繰り返す、「周期性発熱」と呼ばれる症状を呈する方がいます。周期性発熱を起こしうる病気は多岐にわたりますが、一部の周期性発熱は「自己炎症性疾患」によって起こります。
自己炎症性疾患は、小児期に発症することが多い病気です。症状としては発熱のほかに、口内炎や扁桃炎、リンパ節の腫れを伴うこともあります。成長に伴って自然と症状の間隔が伸びたり、症状が出なくなったりする人もいますが、治療が必要になる人もいます。また、家族に同じ病気にかかったことのある人がいる方に見られやすいのも特徴です。まれに成人でも発症することがあります。 - A.
感染症、がん、自己免疫疾患、心因性の発熱などが考えられます。
解説感染症、がん、自己免疫疾患、心因性の発熱などが考えられます。想定される病気は多岐にわたるため、一度病院を受診することをおすすめします。
なお、健康な場合であっても、体温は一日の中で0.5〜1.0℃ほど上下することがあり、特に夕方頃には、一日の中でも体温が最も高くなる場合も少なくありません。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSwetha Balli et al. Physiology, Fever. StatPearls [Internet]. 2022
Del Bene VEClinical Methods: The History, Physical, and Laboratory Examinations. 3rd edition.. Butterworths1990. - A.
風邪や新型コロナウイルス感染症、副鼻腔炎、髄膜炎、脳腫瘍が考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る風邪や新型コロナウイルス感染症、副鼻腔炎のほか、髄膜炎や脳腫瘍といった重い病気の可能性も考えられます。特に、激しい頭痛や嘔吐、意識障害(呼びかけへの反応が悪いなど)を伴う場合は、髄膜炎や脳腫瘍などの可能性があるので、早めに病院を受診しましょう。
- A.
細菌やウイルスによる感染性胃腸炎が考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る細菌やウイルスによる感染性胃腸炎が考えられます。胃腸炎を引き起こす細菌としては、鶏肉やペットから感染するカンピロバクターや、鶏卵に多いサルモネラなどが代表的です。他方、ウイルスによる感染性胃腸炎の原因は多岐にわたります。
- A.
多くの場合は感染症が原因ですが、悪性腫瘍や自己免疫疾患、薬などが発熱を引き起こすこともあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る多くの場合、感染症やがん、自己免疫疾患(本来は体を守る機能である免疫が、自分自身を攻撃してしまう病気)による炎症反応により発熱が起こります。炎症反応とは、体内の異物や自分自身の死んだ細胞を体外に排除しようとする反応のことです。ただし、内分泌(ホルモン)の異常やストレス、薬剤などが原因となって、炎症を伴わずに体温の上昇が起こることもあります。
基本的には、発熱の症状のみから原因となっている病気を判断することは困難です。原因を考えるにあたっては、発熱以外の症状、年齢、もともと持っている病気、状況などを考慮します。
以下では感染症、がん、自己免疫疾患、薬剤による発熱について記載します。感染症
発熱の中で最も多いのは、風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症のようなウイルス感染によるものです。他にも、溶連菌による扁桃炎、副鼻腔炎、肺炎といった細菌の感染なども発熱を引き起こします。これらの病気は、発熱以外にもさまざまな症状を引き起こします。
がん
もともとがんのある方は、それが原因で発熱することがあります(腫瘍熱)。腫瘍熱の場合、他の症状に乏しいことが多いです。がんが原因かどうかは、状況や診療の経過から主治医が判断します。
自己免疫疾患
関節リウマチやシェーグレン症候群といった自己免疫疾患によって熱が出ることがあります。感染症ではないのに発熱が起こっている、他の特徴的な症状がある、検査の結果に特徴が見られるといった場合、自己免疫疾患による発熱の可能性があります。
薬
特定の薬を使うと熱が出てしまう場合があります。いつもその薬を使うと熱が出るといった経過が見られる場合、薬による発熱の可能性があります。
- A.
血液検査や尿検査、画像検査などを行います。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る発熱しているときには、その原因を明らかにし、適切な治療を行うために、血液検査や尿検査などが行われます。
具体的には以下のような検査が行われます。血液検査
炎症や感染の有無、貧血や白血球の異常を確認します。血液培養検査も行われることがあり、これは血液中の細菌を検出するために重要です。
尿検査
尿路感染症や腎臓の問題を確認します。
胸部X線(レントゲン)検査
肺炎や結核などの肺の異常を確認します。必要に応じてCT検査が追加されることもあります。
腹部超音波検査
腹部の臓器(肝臓、胆嚢、腎臓など)の異常を確認します。
PCR検査
ウイルス感染(新型コロナウイルスなど)を確認します。
抗原検査
特定のウイルスや細菌の抗原を確認します。
髄液検査
脳炎や髄膜炎が疑われる場合に行われます。
生検
特定の臓器や組織の一部を採取して顕微鏡で調べることがあります。これは通常、他の検査で診断がつかない場合や、特定の病気が強く疑われる場合に行われます。
ただし、発熱をきたす病気にはさまざまなものがあり、発熱のみでは病気を特定することは難しいです。そのため、検査の前には必ず問診が行われ、疑われる病気に応じて行われる検査が選択されます。 - A.
個人差があるため、一概に何℃とは言えません。熱や体のだるさがある場合に服用しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るいわゆる「平熱」(安静状態にある時の体温、基礎体温)は、個人によって差があります。そのため、解熱薬を服用するタイミングは、患者さんご自身が「普段より熱やだるさを感じる」などつらい場合だと言えます。逆に、発熱していても感じる症状がつらくなければ服用する必要はありません。36.5°Cで飲むべき方もいれば、37.5°C以上でも薬を必要としない方もいらっしゃいます。
なお、我慢する必要はありませんが、症状を感じないのに漫然と何ヶ月間も服用を続けることは避けてください。
発熱については、以下のQ&Aでも解説していますので、ご確認ください。 - A.
状況によります。医師から処方を受けている場合は自己判断はせず、薬の変更について相談しましょう。
解説アセトアミノフェンを飲んでも効かないと感じる場合にロキソプロフェンを使用するかどうかは、状況によって異なります。
小児の場合
ロキソプロフェンは15歳未満の小児に対する安全性が確立していないため、服用が推奨されていません。自己判断でロキソプロフェンを服用することは避けましょう。
医療機関で処方されている場合
医療機関で処方された薬は、患者さんの状態や他の服用薬を考慮して選択されています。処方された用量でアセトアミノフェンが効果不足の場合、自己判断でロキソプロフェンを追加するのではなく、まずは主治医に相談しましょう。適切な対応や代替薬の提案を受けられるはずです。
市販薬を使用している場合
市販薬を使用している場合にも、アセトアミノフェンとロキソプロフェンを同時に服用することには慎重になる必要があります。市販薬同士の組み合わせによる副作用のリスクや相互作用が考えられます。効果が不足していると感じた場合、薬剤師に相談し、適切なアドバイスを受けてください。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る川合眞一ほか. 今日の治療薬2023. 南江堂2023.
あゆみ製薬株式会社.“カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500”..https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_5_06/1141007F1063_5_06?view=body&lang=ja,(参照 2023-11-26). - A.
症状、体格、年齢などの状況によって異なります。
解説アセトアミノフェンを1回何錠飲むかは、1錠に含まれる有効成分の量や、期待する効能・効果、患者さんの体格や年齢によって異なります。
例えば、解熱効果を期待する場合の服用量としては通常、成人で1回300~500mgが推奨されている一方で、鎮痛効果を期待する場合は、片頭痛であれば1回1,000mgを1日4回まで飲むことができます。
具体的な1回あたりの服用量や1日の服用回数は、医師・薬剤師の指示や、パッケージの指示を参照してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る川合眞一ほか. 今日の治療薬2023. 南江堂2023.
厚生労働行政推進調査事業費補助金(慢性の痛み政策研究事業)「慢性疼痛診療システムの均てん化と痛みセンター診療データベースの活用による医療向上を目指す研究」研究班慢性疼痛診療ガイドライン. 慢性疼痛診療ガイドライン作成ワーキンググループ2021.
あゆみ製薬株式会社.“カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500”..https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_5_06/1141007F1063_5_06?view=body&lang=ja,(参照 2023-11-26). - A.
4~6時間空けて服用しましょう。
解説通常、アセトアミノフェンは4〜6時間以上の間隔を空けて飲むことが推奨されています。
ただし、期待する効能・効果によって用法は異なります。指示された用量や間隔を守り、過剰服用を避けるようにしてください。また、1日の最大服用量や他の薬との併用には注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る川合眞一ほか. 今日の治療薬2023. 南江堂2023.
あゆみ製薬株式会社.“カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500”..https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_5_06/1141007F1063_5_06?view=body&lang=ja,(参照 2023-11-26). - A.
4~6時間とされています。
解説アセトアミノフェンの効果の持続時間は、通常4〜6時間程度です。
ただし、効果の持続時間は体質や症状、服用した量によって異なる場合があります。症状が再び現れた場合や、指示された時間が経過した場合には再び服用することができますが、1日の最大服用量を超えないよう注意してください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る郡司敦子ほか. 古くて新しい鎮痛薬アセトアミノフェン. 歯薬療法. 2009, 28, p.109-116.
公益社団法人日本麻酔科学会.“Ⅺ ペイン”.麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン 第3版.https://anesth.or.jp/files/pdf/pain_medicine_20190905.pdf,(参照 2023-11-26).
あゆみ製薬株式会社.“カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500”..https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_5_06/1141007F1063_5_06?view=body&lang=ja,(参照 2023-11-26). - A.
30分程度とされています。
解説服用した量や体格によって多少異なりますが、アセトアミノフェンは多くの場合、およそ30分から1時間程度で効果を示し始めます。
ただし、効果の出方には食事による影響や個人差がありますので、指定された時間を超えても症状が改善されない場合は、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る郡司敦子ほか. 古くて新しい鎮痛薬アセトアミノフェン. 歯薬療法. 2009, 28, p.109-116.
公益社団法人日本麻酔科学会.“Ⅺ ペイン”.麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン 第3版.https://anesth.or.jp/files/pdf/pain_medicine_20190905.pdf,(参照 2023-11-26).
あゆみ製薬株式会社.“カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500”..https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_5_06/1141007F1063_5_06?view=body&lang=ja,(参照 2023-11-26). - A.
頻度は高くありませんが、肝障害や消化器症状が出ることがあります。
解説アセトアミノフェンは多くの人々に広く使用されている解熱鎮痛薬ですが、適切な用量を超えての服用や長期間の使用は副作用を引き起こす可能性があります。
主な副作用
肝障害
アセトアミノフェンの過剰服用は、肝臓にダメージを与える可能性があります。
肝機能の異常や黄疸(おうだん:皮膚や白眼が黄色くなること)、尿の濃さの変化などの症状が現れることがあります。消化器症状
胃の痛み、吐き気、嘔吐などの消化器系の症状が現れることがあります。
稀だが重篤な副作用
アレルギー反応
発疹(赤みやぶつぶつなど皮膚にできる症状の総称)、かゆみ、腫れ、息苦しさなどが生じることがあります。
皮膚の変化
皮膚の赤み、水疱(すいほう:水ぶくれ)、皮膚のはがれなどが生じることがあります。
血液異常
白血球数の減少は、そのものによる症状はありませんが感染に弱くなり、重症化しやすくなります。血小板数が減ると、出血が止まりにくくなります。
腎臓の障害
尿の量が少なくなる、腰のあたりの痛み、発熱などの症状が起こります。
以上のような副作用が現れた時や、アセトアミノフェンの服用に関して不安がある時は、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る厚生労働行政推進調査事業費補助金(慢性の痛み政策研究事業)「慢性疼痛診療システムの均てん化と痛みセンター診療データベースの活用による医療向上を目指す研究」研究班慢性疼痛診療ガイドライン. 慢性疼痛診療ガイドライン作成ワーキンググループ2021
公益社団法人日本麻酔科学会.“Ⅺ ペイン”.麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン 第3版.https://anesth.or.jp/files/pdf/pain_medicine_20190905.pdf,(参照 2023-11-26).
あゆみ製薬株式会社.“カロナール錠200/カロナール錠300/カロナール錠500”..https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1141007F1063_5_06/1141007F1063_5_06?view=body&lang=ja,(参照 2023-11-26). - A.
製品名は異なりますが、アセトアミノフェンを主な有効成分としたお薬は市販されており、薬局等で購入できます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアセトアミノフェンを主な有効成分とするお薬は、ドラッグストアでも市販されています。
ただし、市販薬でも適切な用法・用量を守ることが重要です。長期間の漫然とした使用や他の薬との併用には特に注意が必要です。医療機関で処方された薬を服用中の方は、市販薬を使用する前に主治医や薬剤師に相談しましょう。 - A.
何か対応が必要になることは多くないですが、気になる場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
解説①冷静になる
まずは冷静になりましょう。アセトアミノフェンの中毒域(副作用が起こりやすい用量)は高いため、1錠飲むべきところを誤って2錠飲んでも、すぐに何か対応が必要になることはほぼありません。
②服用したアセトアミノフェンの量を確認する
次に、服用したアセトアミノフェンの合計量を計算してみてください。成人では、アセトアミノフェンの過剰服用による主な副作用である肝障害が生じる量は、体重1kgあたり150mgとされています。例えば体重50kgの場合、7,500mg(500mg錠の場合15錠)となります。そのため、仮にアセトアミノフェン500mgを1錠飲むべきところを誤って2錠飲んでも、中毒症状を起こす可能性は低いと考えられます。
③その他
次回の服用時は、指示された時間を守り、過剰服用を避けるよう注意してください。
なお、持病をお持ちの方や気になる症状が出た場合は、すぐに医師や薬剤師に相談することをおすすめします。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る一般社団法人日本中毒学会.“その4 アセトアミノフェン”.中毒情報・資料.http://jsct-web.umin.jp/shiryou/archive2/no4/,(参照 2023-11-26).
- A.
アセトアミノフェンの含有量が違います。症状、体格、年齢などの状況によって使い分けます。
解説アセトアミノフェン(カロナール®)の200mg、300mg、500mgの違いは、1錠あたりの有効成分(アセトアミノフェン)の含有量の違いです。
有効成分の含有量の違いは、効果の強さや持続時間に関連します。例えば、500mgの錠剤は200mgの錠剤よりも解熱鎮痛効果が強く、持続時間が若干長いです。このため、医師・薬剤師は症状の重さ、患者さんの体格や年齢に応じて、適切な量を検討しています。医師・薬剤師の指示やパッケージの指示に従って、適切な量を飲むことが大切です。
なお、市販の風邪薬にアセトアミノフェンが含まれていることがありますので、市販の風邪薬を飲んでいる時はあらかじめ医師・薬剤師へお伝えください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る川合眞一ほか. 今日の治療薬2023. 南江堂2023.
厚生労働行政推進調査事業費補助金(慢性の痛み政策研究事業)「慢性疼痛診療システムの均てん化と痛みセンター診療データベースの活用による医療向上を目指す研究」研究班慢性疼痛診療ガイドライン. 慢性疼痛診療ガイドライン作成ワーキンググループ2021. - A.
アセトアミノフェンやロキソプロフェンを成分に含む市販薬などが発熱や痛みに効果的です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアセトアミノフェンやロキソプロフェンなどを成分に含む市販薬などが、発熱や痛みに効果的です。
2023年8月現在ですと、アセトアミノフェンが主成分の市販薬としては以下のものが挙げられます。- バファリンルナJ
- 小児用バファリンCⅡ
- 小児用バファリンチュアブル
- タイレノールなど
また、ロキソプロフェンと同様の効果を持つ薬が主成分となっている市販薬には、以下のものがあります。
- ロキソニンS
- ロキソニンSプラス
- イブなど
アセトアミノフェンおよびロキソプロフェンの同様の効果を持つ薬を組み合わせて作られた市販薬は、以下のものになります。
- ノーシンアイ頭痛薬
- バファリンルナ i など
市販薬についてお悩みの場合は、ドラックストアの薬剤師にも相談してみてください。
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監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 呼吸器内科
- アレルギー科